ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第122回 鈴木 淳子さん

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鈴木 淳子さん
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興味を持ったのが、教育心理学
- 佐々木
そもそも、どうして児童相談所に勤めようと思ったんですか。大学では何を専攻?
- 鈴木
大学ではね、最初、理系で入ったんです。でも理系の勉強に限界を感じて、教育学系とか心理学系の方に興味を持って、結局、教育学部に行ったんですよ。
- 佐々木
東京大学でしたよね? 東京大学の理科の何を?
- 鈴木
理科の二類です。お恥ずかしいんですが、あまり将来の展望もなく、とりあえず入って、生物学とか、学校の先生になれたらいいかなって漠然と思っていたんですけど。でもやっぱり専門というと、高校までの勉強と全然違うじゃないですか。で、ちょっと理系って私が求めていたのと違うぞっていう感じがして。その時ピンと来た授業というのが、倫理とか社会学とか文系の授業で。
東大って2年の途中で選考を決めんですが、色々な学部の卒論の題名とかを見ると、どんなことをやっているのかが分かるんです。一番興味を持ったのが教育心理学だったんですね。そこで発達系と臨床心理学系に分かれるんですけれど、私は発達心理学の方の大学院生と一緒に勉強して、保育園に行ったり、自閉症児のキャンプに行ったりしたんです。
- 佐々木
子どもたちに接するために?
- 鈴木
そう。毎日のように保育園に通って、子どもたちと一緒に遊びながら、言葉を拾っていって、言葉の発達を研究していったり、遊びってどういうふうに発展しているのかなとか。絵を描いてもらったり。そういうのって面白いなって。
自閉症児のキャンプに行ったのが一番心に響いて、それから障害児の中で一緒に過ごしたいなって気持ちがすごく強くなっていったんです。
- 佐々木
どんなキャンプだったんですか。
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