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田澤 由利さん
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仕事はしたいし、ライフもしたい
- 田澤
自分の生活面、要は、ワークとライフを考えた時に、ワークだけを考えたら、その時、ある程度会社ができあがっていましたから、北見を出るとしても何とかなったと思うんですが、北見に留まるというのは、やっぱりライフの比率が大きくて。仕事はしたいし、ライフも幸せでいたい、と。
で、もう一つ、大きい思いは、東京にこだわることに対する抵抗が、ずっとあったんですね。地方ってすごくいいのに、皆、東京を目指している。で、自分は「ネットで会社ができる」っていうことをしていたかったので、東京に行っちゃったら、自分がやっていることに矛盾がある。
- 佐々木
そうですよね。筋が通らないですものね。
- 田澤
だから、そういうのもあって、あとは、これだけは必ず言っているんですが、夫についていかずに残ったのではなく、夫が「残れ」と。実は彼も北見が気に入ってしまい、家を建てたので、「すぐに帰ってきたいから、俺は単身赴任で行く」と言って東京に行ったんですね。そこがちょっと世間では誤解されて。
- 佐々木
「私たちは仲良しなんだ」ということを言いたいわけですね。
- 田澤
いえ、「追い出したのではない」ことを言いたい)。
- 佐々木
いえいえ。でもそれで、面白いことに、といったら失礼ですが、ご主人は結局、仕事を辞めて、田澤さんの会社に入られた。
- 田澤
帰ってきた理由っていうのは、やっぱり北見で家族と暮らしたいっていうのが、彼は一番大きかったみたいで、「会社を辞めて北海道に戻ってくる」って言った時に、私は一応、反対したんですね。
正直、やっぱり夫が働いてるっていうことは、収入面で安定していますし。「北見に帰ってきて、仕事はどうするの?」って聞いたら、「必ず探す」って言ってたんですけれども、ちょうど時期的にも、世間的に景気も悪い時期だったし、地方だと、なかなか仕事がない。で、夫も当時38歳ぐらいですかね。だから、いろいろ仕事を探すんですけど、いい仕事がなくて、いろいろ相談した結果、一緒にやろうかっていう流れになったんです。
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