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久保純子さん
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娘はしっかりしています
- 佐々木
たしか 2歳から一緒に料理をされてたと思うんですが、やっぱりそうやって育てると、きちんと毎日やりますか? うちの子も、一緒に料理することはあるんだけど、やっぱりどちらかというとイベントになっているので、1ヵ月に数回ですね。
- 久保
普通にキッチンに来て、「何を作ってるの?」と聞きます。たまたま切ってないトマトがあったり、キュウリがあったりすると、「これ、切っていい?」と言うので、「どうぞ、切ってください」ということで。
いろいろな食材、例えば野菜でも何種類か必ず摂るようにしているので、そうすると、カボチャがあったり、レンコンがあったり、硬いものもあれば、柔らかいトマトだったり、キュウリだったり、レタスみたいなものがあったり。いろいろな切り方やちぎり方に挑戦できるので、「おままごと感覚」の娘にとっては、変化がつくので、とても楽しいしいようです。
- 佐々木
子どもが小学校に入るぐらいになると、自分の子育ての結果が少し見え始めるじゃないですか。私なんか大いに反省することが多かったんですけど。
- 久保
私も多いですよ。
- 佐々木
そうですか? お話を伺っていると、こんなに完璧な人はいないんじゃないかと思えるんですけど。
- 久保
いいえ、どちからというと私が、失敗が多くて、日常生活ですごくおっちょこちょいですし、やけどや傷だらけ。ですから反面教師で、娘はしっかりしています。ただ、しっかりしすぎちゃったというか、まだ6歳なのに、もう、一丁前です……。
- 佐々木
ちょっと大人っぽい? うちの息子のクラスにも、ものすごくしっかりしているお嬢さんがいます。優秀な女の子でね。授業参観とかが終わって、お母さんがその辺に荷物を置いていると、「どなたか、お忘れものをなさっていらっしゃいませんか?」なんて大人っぽく、お母さんがたに声をかけたりする。
- 久保
うちの子もそのタイプです。どちらかというと、おせっかいな感じです。ですから、子どもというより、一人の人間として対等に付き合っている感じはありますね。なので、もちろん母と子、親と子という境界線はしっかり持ちつつも、彼女の意思や思いは、尊重するようにしています。
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