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藤巻健史さん
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10歳違うから、そうなるんじゃないの
- 佐々木
弟を大切にするという思いはいつごろから?
- 藤巻
大切っていうか、10歳違うから、そうなるんじゃないの? 2歳とかだったら逆に違うよね。10歳差っていうのは大きいよ。
- 佐々木
大きいですよね。でも、仕事もライフスタイルも全く違うようにみえるお二人が、今回同じ会社で一緒にお仕事をされるっていうのはビックリしました。
- 藤巻
昔から一緒にやろうかっていう話はしていたんですよ。
- 佐々木
そうなんですか。だって弟さんはいつも「兄ちゃんはお金ばっかりだから、僕と全く違うんだよな」って、よく言ってましたけど。
- 藤巻
毎日手に札束持ってる仕事ならお金ばっかりという表現も当たっているかもしれないけど、ディーラーって、数字を見てるだけだからね。金を動かしているって言ったって、単に数字が動いているだけだから。経済予想をして当たっていれば儲かる。利益額って経済予想の成績表という感じですね。
- 佐々木
弟さんが今回仕事を辞めるに当たって、たぶんいろんな選択肢があったとおもうんですけど、お兄さんと一緒という選択をした。まあ、オフィスは一緒だけど、仕事は違う、ということだとは思いますが。
- 藤巻
彼の強みは積極に出るところじゃないですか。超積極派。でも守りは弱いんだよね、どう見たって。だから僕が守るところはきちんと守っていく。心配だからね。あいつは、誰かお目付役がいないと危ないなって。彼はああいう性格だから、お目つけ役がなかなかいない。言うこと聞かないから。親父の言うことは聞いたけど、親父は死んじゃったから、しょうがないでしょう。だから、僕が代わりに。
- 佐々木
10歳離れていると、やっぱりそんな気持ちになる?
- 藤巻
というかね、弟は末っ子だったから、親父もお袋もみんな怒らなかったね。唯一怒ったのは僕だったんですよ。弟が一番怖かったのは、僕と幸夫の間にいる私の妹で、その次に怖かったのが僕じゃないかな。だって僕が15歳のとき5歳、20歳のとき10歳だったから。怒っていればいいだけの話だから。そうしないと、彼は今も、昔どおり思い込みが激しいからね。
12/21
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