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藤巻健史さん
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かわいそうだなって思って、お金をくれるの
- 佐々木
というとラブレターをいっぱい書いたんですね。
- 藤巻
1人の人にいっぱい。
- 佐々木
何通ぐらい書きました?
- 藤巻
いっぱい書いたというか、推敲を重ねた上で書いたから、書き殴ったわけじゃないんだよ。
- 佐々木
先方に届くのはそんなに多くはないけど、たくさん書いた。
- 藤巻
だから、今物を書くのに抵抗はないんですよ。
- 佐々木
そうか。私も、日記や手紙を山ほど書いていたから、書くのが嫌じゃないのかもしれません。で、話すのが苦手というのは、どこで克服されたんですか?
- 藤巻
克服されていないんですよね。話すのが苦手というのはさ、好きな女の子と話す機会をあまり与えられていなかったから。振られていてあまり会ってくれなかったから。
- 佐々木
話す機会がなかった。でもトップセールスは、話しをしなくちゃだめでしょう。
- 藤巻
トップセールスになるためには、よく言うんだけど、話し上手より聞き上手のほうががいいの。僕なんか昔から口下手だったから。退職者っておじいちゃんだし、おばあちゃんだから、若い人が一生懸命に仕事していると、「かわいそうだから」ってお金を預けてくれるの。
- 佐々木
えっ?!
- 藤巻
周りの人はすごくよくしゃべって、ワァーって自分で言う感じですし。逆に、あまりしゃべらない人っていうのは、悪い人じゃないなって思ってくれたりして。商品の説明は他の会社の人がしてくれるし。
- 佐々木
ああ、他のライバルが、事前にお客様に、さんざん商品説明をしてくれているところに、朴訥な、静かな青年がいくと、この人、いい人だなって、応援してくれるわけですか。
- 藤巻
悪いことをしそうもないな、かわいそうだなって思って、お金を預けてくれるの。
- 佐々木
かわいそう作戦。
- 藤巻
作戦じゃない!
- 佐々木
それが恋でも上手くいくと良かったのにね。
- 藤巻
本当にね。かわいそうだなって思ってくれたらね。
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