ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第115回 藤村良典さん

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藤村良典さん
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留学ですごく変わったよね
- 佐々木
いえいえ、私、藤村さんに、「お前、早く帰ってこい。翌日から仕事だ」って言われて、留学が終わると、普通、1ヵ月ぐらい、いろいろ旅行したりして帰るのに、本当に授業が終了した翌日に日本に帰って、その日のうちにキョードーに出社しましたよ。羽田から、ほぼ直行。で、わたし変わりました?
- 藤村
ほんとに、かをりは、留学ですごく変わったよね。それまでも、芯があったんだけど、何が変わったかっていうと、やっぱり、すごくできるから、どんどん自分で仕事しちゃうから、「何やってるの? 皆」みたいな。
- 佐々木
そんなこと、言わないですよ。
- 藤村
言わないけど、そういう部分があるわけじゃない。日本の教育を受けていると、ダラーンとしてさ、仕事やらないみたいな。そうじゃなくて、いい悪いは別として、かをりは、テキパキやるわけじゃない?
- 佐々木
私、褒められてるんだか、けなされてるんだか、よく分からないんですけど。
- 藤村
褒めてるんだよ。責任感があるし。自分でやっぱり、こういう世界で何とかやりたい、みたいなのがあったんだろうね。分からないけど。
- 佐々木
藤村さんに「英語を使う仕事は横浜にはもうあまりないから、東京に行って働いたほうがいい」って言われて、嵐田社長の秘書みたいなお仕事も、させていただいたんですけれど、その後、辞めようかな、と言ったら、藤村さんが「お前は何の仕事でもできるから、辞めて、どこか、ちゃんとしたところで働いたほうがいい。どこでも紹介してやるぞ」って言って。
で、忘れもしないのが「旅行会社なんか、いいんじゃないか? お前は、チョコチョコいろんなのをアレンジしたり、いろいろお世話をするのが好きそうだから、旅行会社なんか、どうだろう?」なんて言って下さりながら、私はフリーになって通訳を始めたんですけど。
- 藤村
でも、あの頃、やっぱり通訳って必要だったし、通訳の会社なんか、あまりなかったんだよね。それに、我々の音楽部分に関しても、この通訳はできるのできないのって、アーティストにも言われるんだから。人間だから、相性もあるしね。だから、ユニカルとか、通訳とか翻訳をやっている会社っていうのは、すごいと思うよね。
- 佐々木
私、ジャコ・パストリアスとは、合わなかったのを覚えています。
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