ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第108回 宮嶋泰子さん

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宮嶋泰子さん
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コーディネーターは、すごく好き
- 佐々木
これからは、どういうふうに? 今は、在籍がアナウンス部ですよね。
- 宮嶋
アナウンス部と編成部を兼務しているんです。だから、どうしようかな、と。私は、キャリアグランドデザインとか言われると、頭が痛いんですよ。かをりさんには、「あなた、ダメよ!」って怒られちゃいそう。目の前ばっかり見てきたので、自分の人生を俯瞰的に見られないんですね。
現場に出る仕事って、段々体が動かなくなってくるんですよね。だからこそ今できる仕事ってなんだろうって考えます。癌の方の登山とか、難民キャンプに金メダリストが行く事によって、スポーツっていうのは何なのかを考えるとか、そういうテーマは若い時にはできないから、それはそれでいいんだと思うんだけど、それも永遠にできるわけではないし。まさに、次のステップは何かですよね。
でも実は、私はやっぱり、人からお話を聞く面白さが好きなんですね。番組を作っていてもインタビュー部分が一番好き。だから 今の仕事で一番好きなのはシンポジウムなんですよ。だから、この間の外語高校のパネルディスカッションも、すごく楽しくて。
- 佐々木
高校の文化祭で私は卒業生としてパネルに出演させていただいたんですよね。あれは、宮嶋さんのコーディネイトが素晴らしかったから、面白かったんです。
- 宮嶋
いえ、あれはパネラーの皆さんのお力です。今いろんな所のシンポジウムなどでも、パネリストになってくれませんかって言われても、「それもいいんですけど、コーディネーターは誰?」って(笑)。
- 佐々木
パネルのコーディネーターが好きなんですね。
- 宮嶋
コーディネーターは、すごく好きですね。いろんな方にお話を聞いて、そこから、いろんなものを集めて、シャッフルしていったりとか、そこから何か結論らしいものを導いていったりとか、やっぱり、そういう仕事が好きだな、と。これは、歳を取ってもできるっていう事もあるんですけど、そういう事に喜びを見出し始めていることは事実ですね。
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