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正岡 裕志さん
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「世界に認められる」じゃないですけど
- 佐々木
正岡さんのところは、確か、高級ホテルのタオルを一手に引き受けてらっしゃるんでしたよね。
- 正岡
はい。ザ・リッツ・カールトン大阪、ザ・リッツ・カールトン東京、グランドハイアット東京、ホテルオークラ、帝国ホテル、ウエスティンホテル、マンダリンオリエンタル東京……。
- 佐々木
すごいことですね。品質がしっかりしていなくては、そんなに多くの一流ホテルとのビジネスが継続しないでしょう。ホテル以外に有名ブランドとかも扱っていらっしゃるのですか。
- 正岡
はい。アディダスとか、カルバン・クラインとか……。
アディダスは、契約するときに工場の審査があるんです。要は、アディダスブランドを作る工場にふさわしいかどうかっていう審査があるんです。パートナーシップとして、アディダスが決めるスタンダードに合っているかどうか。
平成13年に、半年かけて工場を、検査基準をクリアできるように、いろいろ頑張って、それで無事通ったわけなんです。やはりアディダスの工場検査に受からないと、売り上げが落ちるわけですから。
でも、そうすることによって、やっぱり、「世界に認められる」じゃないですけど、アディダスのW・P・S(ワーク・プレイス・スタンダード)っていうのがあって。「アディダスのスタンダードをクリアしているんなら、いいじゃないですか」と。
- 佐々木
それは機械が清潔かどうかとか、安全性はどうかとか、そういったことですか。
- 正岡
特に安全ですね。あと、労働。
- 佐々木
労働というのは、過酷な労働をさせていないかとか、アジア諸国で問題になっているチャイルドレイバーのように、子どもたちを働かせていないか、とかですか。
- 正岡
そうです、一番は安全。アディダスの生産工場で、けが人が出てはいけない。火事も起こっちゃいけない。ましてや、地震でやられてもいけない。だから、そういう従業員に対する安全面とか、労務面とか、時間外労働をさせていないかとか、ブランドイメージを崩さないかとの確認がありまして。
- 佐々木
それを全部通ったんですね。それは、やっぱりホテルとのビジネスでも、役立ちますよね、当然。
- 正岡
役立ちます。
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