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正岡 裕志さん
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「老舗=(師似せ)」っていう言葉があるんですけど
- 佐々木
経営学はどこで学んだんですか?
- 正岡
親父を見よう見まねで。「老舗=(師似せ)」っていう言葉があるんですけど、やっぱり師をまねるというか、技を盗むことから始まるんですけれども。親父がここまでやってきて成功してきて、同じ事をやればたぶん間違いないんだろうな、と。で、まねしてやっていったんです。
でも、時代は変わっていくから、親父と同じことをやっても間違いはないんだけど、僕なりに、こういう風にアレンジしたらどうだろうっていうのは、途中で感じて、変えてきました。それは良かったと思います。若くして、社長業というより。もう会社を任されたら、若い考えでどんどん。会長にすれば、親父にすれば、気に食わない部分もあったかもしれませんけど。
- 佐々木
言ってくれなかった?
- 正岡
言わないようにしていたみたいですね。でも、大きく間違っていたら怒られていましたけれども。少々自分なりに、繊維が、斜陽産業じゃないですけど、ちょっと悪い時代に突入したときに、本当に、若いというか新しい考え方でやってきた。で、古い親父のものづくりの考えを守ってきたっていうのが融合しまして、だから新しい正岡タオルになったのかなって思うんですね。
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