ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第104回 張 晞さん

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張 晞さん
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子どもと一緒にハッピーにならないと
- 張
国籍は、日本と中国がちょうど半分ずつ。男性2人は日本人なんです。女性は子どもがいる社員がほとんどなんで、佐々木さんが前におっしゃった言葉を、私、常に会社で言っているんですよ。「大事な子どもを預けているんだから、一所懸命に仕事をしないと、もったいない」って。
- 佐々木
そうなんですよね。大切な子どもを預けてまで働くんだから、自分にしかできない、いい仕事をしなきゃ、と私は思っているんです。
- 張
そうです。だから、「子どもと一緒にハッピーにならないと、仕事の本当の意味はなくなる」と。それで、楽しい職場を作れば、その雰囲気が、やっぱりお客さんにも伝わると思うんです。そのつながりは、結果としては、よかったと思います。
- 佐々木
でも、旅行業って、夜も遅くなったり、何か旅行手配でのトラブルが起きれば、何時まででも対応しなきゃならないので、お子さんがいらっしゃる人ばかりが従業員だと、その辺が難しいんじゃないかと思うけど。そんなことはないんですか?
- 張
そんなことは、もちろん毎日です。保育園から電話がかかってくると、みんな、緊張しちゃうんですけど(笑)。そのために、会社は体勢をいつも作っています。「この人がいない場合、誰がすぐヘルプできるか」という、チームワークを必ずつくってあります。男性社員には本当に申し訳ないけど、いつも遅くまで、最後まで。
- 佐々木
(笑)男性は、お子さんはいらっしゃらないの?
- 張
(笑)いても、……大丈夫なので。女性は、当然5時に帰る社員もいますし、保育園に迎えに行かなければならない。そういう場合は、体制をシフトみたいにして、チームワークを必ずつくっているんです。
- 佐々木
そうすると、残る人とか、子どもがいない人とか、男性からの不満は出てこない?
- 張
いや、ないですね。
- 佐々木
どうしてでしょう?
- 張
やっぱりチームワークがあって、思いやりというか、最初から悠遊ワールドのスタイルは、そういうスタイルだと理解してもらっているからだと思います。で、もちろん、お母さん社員は、ものすごく頑張っている。ものすごいパワーです。
それに、皆さん、お母さんになって、人生の経験も多いんですよね。そういう意味では、普段は、男性社員や独身社員へのヘルプも、やっぱりすごく大きいですよね。人生の先生ですから、やっぱりお互いの助け合いがすごくある。
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