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101
『日経ビジネスアソシエ』編集長
渋谷 和宏さん

それが僕の雑誌作りの根底になっているんだろうって

渋谷

その二つとは「スキルアップについての情報」と「キャリアアップについての情報」でした。それで、僕はなぜそんな結果になったのだろうと考えてみたんです。出てきた答えは、「みんな35歳までは自分の可能性を信じてスキルアップやキャリアアップのために努力しようとするけれど、36歳になると会社の中で自分がどこまでいけるかが分かってしまうので、スキルアップ情報やキャリアアップ情報への関心が弱まるのではないか」というものです。

もちろん、これは仮説に過ぎませんが、いずれにしても、スキルアップ情報やキャリアアップ情報を打ち出せば、「若手のためのビジネス雑誌ですよ」と表紙に謳わなくても、36歳以上の読者は相対的に減るので、必然的に35歳以下の読者が中心になり、日経ビジネスとの棲み分けができるなとその時、思ったんです。

この発見は大きかったですね。というのも、片端から20代、30代のビジネスパーソンに会った時、少なからぬ人たちからこう言われたんです。「『若手向けのビジネス誌』とか、『30代の仕事を応援するビジネス誌』とか表紙に書かれたりすると、30代を十把一絡げに扱われている感じがして、『一緒にするなよ』と反発したくなってしまう」と。だれだって乱暴にひとくくりにされたら抵抗感を抱きますよね。でも、スキルアップ情報とキャリアアップ情報を前面に打ち出せば、表紙に年齢や世代を謳わないでもいいので、抵抗感を抱かれずにすむ。しかもスキルアップやキャリアアップの情報を充実させることで、「私はどうなる? どうすればいい?」に答える雑誌というコンセプトも実現できる。

このアンケート調査を通して、僕は調査と分析によって、これまで見えなかったことが見えてくるプロセスを体験しました。このこともまた「聴く力」や「洞察力」の大切さを認識するきっかけだったと思います。

誤解を恐れずに言えば、答えというものは読者が持っているのではないでしょうか。ただし読者は必ずしも答を意識していないし、言葉にできてもいない。そこで、それらを聴き出して「あなたが読みたいのはこれではないですか?」と提示してあげる──それが僕の雑誌作りの根底になっているんだろうって、今では思いますね。

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