ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第100回 篠原 欣子さん

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篠原 欣子さん
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男性をトップにしてみたんです
- 佐々木
本では、リクルート社から男性が入社し、その後、部下をたくさん連れてきたということも書いてありました。
- 篠原
そう。ある程度の規模になってきた頃、大学生の他にも、大企業にいた男性が入社してくれてね。女性だけの会社に男性が入って、男性たちがどんどん変革していくんですよ。「社長、売上目標をつくりましょう。評価制度もなくちゃダメです。受け入れてもらえなければ会社を辞めます」なんて、談判もされちゃって。
- 佐々木
今までの仕事への思いの部分だけでなく、経営学的な視点での改革も重要だとわかっているわけですが、でも、突きつけられると受け入れにくいことも多いと思うんです。経営者側のストレッチが必要ですよね。篠原さんの場合は、どんなふうにご自分を成長させたり、そういった指摘を受け入れられたんですか。
- 篠原
その時は、すごく葛藤がありましたよ。私の心の葛藤が。男性からの提案は私にとって、「経営について一緒に考えてくれる人ができた」っていう歓びでもあったんですね。でもそれと同時に、これまで一緒に頑張ってくれた女性の機会を奪うことにもなってしまったんです。
「これでいいです」って、あまり伸ばそうとしなくなくなった何人かの女性の支店長は、経理とか総務などのバックオフィスに異動してもらって、そこに若い男性を支店長として入れたんです。もう、それは大変で。チャンチャンバラバラでしたね。
- 佐々木
そうでしょうね。
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