
「なぜ反対なのか」が聞こえてこない(宇宙のねこ・神奈川・パートナー有・45歳)
今の国会での議員のやりとりをみていると「反対すること」にやっきになっているだけで「なぜ反対なのか」が聞こえてきません。反対さえすれば自分の立場が守れると思っているのだろうかと勘ぐってしまいます。民営化することのメリット・デメリットをきちんと把握して比較検討したうえで論理的に反対意見を言っているならばわかりますが。私自身は「案ずるより生むが易し」という意見です。つまりデメリットを並べるヒマがあったら、まず走り出してみるべき。走りながら必要があれば修正していけばよいと思います。
常に「あるべき姿」を考え続けて(まーさん・埼玉・パートナー有・42歳)
個人的には法案の可決を望みますが、どちらにしても、討議(討論です。ヤジなじり合いとは違います)を尽くしてからにしてほしいですね。まずは、「何のために郵政はあるのか、郵政のあるべき姿」をきちんと明示してほしいです。そうしないと、すぐに個々人の利益に話がそれます。16日の国際女性ビジネス会議のセッション12で、この話題が出ました。ファシリテーターの竹田氏の「今、既存のルールをこわして新しいシステムに変えようとしている。新しいシステムは、できて終わりではなく、その後のメンテナンスと魂入れが必要となる。システムには魂が入っていないとダメ」という言葉が印象に残りました。議員の皆さん、関係者の今の損得だけでなく、未来を視野に入れた幅広い議論を行って下さい。そしてどちらになるにせよ、可否採決で終わりにするのでなく、常に「あるべき姿」を考えた継続的な改革を期待します。
郵貯や保険で集めたお金を何に使うか(greececat・長野)
とにかく集めたお金をくだらない使い方するのだけはやめて欲しいのです。郵便サービスに関していえば、私は満足しています。保険・貯金……ここですよね。保険商品自体も「使える保険」商品なら欲しいです。資産の運用でいえば、これから必要な投資先って地域に密着したエネルギー開発とか、育児・介護などのサービスとか、そういうものですよね。そういったものにうまく使ってほしいと思います。国民にわからないところでお金がぐるぐる回ってしまう状況が改善される可能性がありそうなので、賛成。
国の財政難を開示して(fm・東京・パートナー無・36歳)
兆単位の円が「安心」の名のもとに停滞していることが、不健全だと思うのです。政府は、財政がまったくのんきに安心などしていられない状況であることを、きちんと国民に開示して知らしめるべきであり、そして国としていかに資金繰りと運用をしていくか、国民全体で考えるべき時が来ているはずです。マーケットが答えを出すはずであり、官僚や政治家がジャッジするべきことではないでしょう。
局長の世襲制の問題なども解決(ふろすと・兵庫・パートナー有・43歳)
郵便局職員(特に局長の世襲化など)の特権を聞く度、民営化しなければと思っています。過疎地の問題などもあるでしょうが、民営化することで効率化される部分の方が多いはず。首相も長年の問題に決着を付けるべきだと思います。
政治家の発言が的を得ない!(aming・兵庫・パートナー無・33歳)
銀行の不良債権処理が進む、採算性の低い事業への投資が減る、税金の無駄遣いが減る等々、大きな利点がたくさんあるので賛成です。ただ、小泉さんの話はわかりにくい。説明不足に過ぎる感じがします。メリットをもっと丁寧に話して欲しいと思うし、現状の国民負担等のデメリットについても説明して欲しいと思います。賛成派にしろ反対派にしろ政治家の発言はどうも的を得ない感じがあり、どう受け止めて考えたらよいのかがわかりません。識者からの新聞の寄稿文などのコメントの方がよほどわかりやすい。知りたい事や考える必要のある事を説明してくれていると感じます。このドタバタも、コミュニケーションの質量ともにある不足感が原因になっているのではないか、と思えてなりません。
根深い利権関係があるのでは(lovesnow・山口)
一言で言えば国全体の公共事業の見直しの時期に来たのではと思います。外務省のへそくり? 年金資金の無駄使い、道路公団の癒着……。そしてこの郵政民営化は、議事の内容吟味はせず、ひたすら与党の倒壊を目論む野党の言動は論外として、本来なら同じ政治方針で結束するはずの与党内に反対派がいるということは、それだけ根深い利益関係があるのではと疑いたくなります。幕末、謙虚な気持ちで英国を手本としたように、今やPFIの先進国であるイギリスあるいは長野県を手本として官民あげて公共事業の見直しをしてもらいたいですね。