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2004/9/6(月) - 2004/9/10(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
5日め

テーマ防衛のためには米国に従うしかない?

今日のポイント

「自分の国は自分で守りたい」人が予想以上に

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凡例
キャスター
弘中百合子
弘中百合子 『ロゼッタストーン』

“バレアナさん”のご意見にあるコスタリカ共和国というのは、中米にある人口約420万人の小国です。世界で唯一の非武装永世中立国として、地域紛争の多い中米で、紛争解決の仲介役を果たしています。国軍は存在せ……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

軍事行動は何も解決しない(サリーの恋人・埼玉・パートナー有・43歳)

現状では残念ながら「防衛」に関してわたしたち国民も、もっと正面から理解と議論をしていくべきでしょう。国を守るとはどういうことか、そのためにはどのような体制が必要か、きちんと基本的な知識や認識が必要です。外から見て、アメリカの軍事行動がどのように見えるか、是か非か真剣に議論し、この先「従う」だけでいいのか? もっと真剣に検討すべきだと思います。軍事に関して話題にすることをアレルギー的に避けるばかりでは日本の将来は危うい。情報の公開と、これからどのような方向性で進んでいくのか、いま真剣に検討すべきではないでしょうか? どのような時代になっても、どのような理由があっても他国への「武力侵攻」はあってはならないことであり、軍事行動は何の解決にもならないことを忘れてほしくはありません。

自分の国は自分たちで守るべき(binko・大阪・パートナー有)

今の状況では、従うことになるでしょう。原則として、自分の国の防衛は自分の国の人たちが守ることだと思います。中立の立場を宣言しているスイスでも兵がいて自分の領土を守っていると聞きます。日本も、もし自活したいのなら、独立した防衛隊(兵隊)をつくることになるでしょう。でも、自分の息子が兵役にとられるのは嫌ですが……。そして、もう一つ、経済面でもアメリカに依存している。株価の操作などは良い例でしょう。北朝鮮のことを考えると、アメリカには味方が必要だと思うし、この先、北朝鮮が米英国の逆鱗(げきりん)に触れる可能性があるので、従うしかないのではないかと思います。

軍隊保有は不可欠(いまいくん・埼玉・パートナー有・41歳)

なぜ沖縄から米軍基地がなくならないのか? それは米国軍が極東〜東南アジアに睨みを利かすための前線基地として、沖縄は戦略的に絶好の位置にあるからです。日本がアメリカと国交を断絶するような事態にでもならない限り、アメリカは沖縄という絶好の前線基地を手放すことはないでしょう。

国連の常任理事国入りの件ですが、実現性は非常に低いと考えています。日本(やドイツ)が常任理事国になるためには、国連憲章第107条(いわゆる旧敵国条項)の削除が行われる必要があると思われ、それがなされる見通しが立っていないからです。それに日本(やドイツ)以外にも、常任理事国になりたい国はたくさんありますから。

“ゆん21さん”が書かれているコスタリカの例は、日本とコスタリカでは置かれている状況が大いに違います。コスタリカは「取るに足らぬ国」であるがゆえに非軍事が成り立つのであって、GDP世界第2位の経済大国が、同じように無防備でいられることは難しい。実際に守れるかどうかよりも、敵にとってどのような脅威であるかが軍事力では必要なのです。 わたしは自衛隊のイラク「派兵」には反対ですし、自国の防衛以外での軍事の行使にも絶対に反対です。しかし何ごとにも「準備」は必要です。国家として国民を守るための「準備」として、軍隊保有は必要不可欠だと考えています。

NO

「軍隊を捨てた国」もある(パレアナ・東京・パートナー有)

弘中さんが手がける『ロゼッタストーン』第16号に、コスタリカ共和国政府観光局日本事務所の広告が掲載されていました。その事務所にコンタクトをとってみたところ、「軍隊を捨てた国」(早乙女勝元企画)のDVDを紹介をうけ、拝見しました。出演している民間の人々が口々に「軍隊がなくてもやっていける。他の国だって同じだ」と言っていたのが印象的でした。自然保護政策においても先進国であるコスタリカのやり方が、必ずしもすべての国に通用しないかもしれませんが、選択肢の一つとして、ほかの国に学んでみることも必要だと思いました。

謝罪しない国についていかないで(neko_wa_tama・兵庫・パートナー有・31歳)

わたしは被爆3世です。アメリカは原爆を落としたことを正しいといいますが、わたしは正しいと思いません。広島、長崎の人たちは59年の時間が経っても苦しんでいます。アジア各国の人たちが日本を恨むように、わたしはアメリカを恨んでいます。最近アジア各国の日本への対応を見ていて非難する日本人がいますが、被害者のつらい苦しい気持ちはなかなか消えません。次の世代へ連鎖していきます。わたしはアジアの人たちの気持ちがよくわかります。謝罪する心を持たない国に日本はついていく必要はないと常々考えています。また、日本もアメリカと同じ考えで外交してほしくないです。

追随をやめても大丈夫になれば(Avi・長崎・パートナー有・31歳)

他国付随は到底、許しがたいものがあります。が、現在の日本の状況を見ると、一概に米軍は出て行け、米国追随を許すな、とは言えないように思えます。テロなどが散発し、軍事力を持った国がほとんどのこの世界で、戦争が起こらないとは言い切れないのですから。永世中立国のスイスのように世界最強と言われる軍隊を持ち、他国が襲われても軍隊を出すことはせず、その代わり自国が襲われても、他国の力を借りず自国で対処するという強いものがあれば別ですが。

現在の日本では軍事力をそこまで強化するのには強い拒否反応があります。しかし、アメリカに頼ってばかりだし、地位協定などを見ていると属国になってしまっていると感じます。わたしは米海軍がある所で暮らしていますが、特別な違和感、不公平感を感じたことはありません。むしろ年に1回の日米合同のお祭り開催など交流も盛んで、この土地では米軍がすごくなじんでいます。地位協定の話題が出ると、どうしてこんなに仲良くやっているのにと悔しさもあり、複雑な心境です。

日本の周りには脅威を感じる国もあり、その国に対しては日本に米軍があるというだけで抑止力になっているのも否めません。防衛のためだけの関係でないのも事実です。今の日本政府には適当にアメリカとの関係を続けることしか、できないのではないでしょうか。わたしは追随には反対、属国扱いも嫌悪感を抱きます。でも、それには日本自身が、追随をやめて失うものを補えることが第1条件だと思います。

守ってもらえる保障はない(wakano)

日本に駐屯している米軍兵には悪いイメージしかないので、できる事なら一刻でも早く基地をなくし、米兵には出ていってもらいたいです。何か遭った時に守ってくれる保証は書類上されていても、本当にして貰えるとも思えないからです。今の日米関係だと守られる可能性は高いものの、他の多くの局面で米国のいいなりになっているからであり、こんな状態で守ってもらっていても嬉しくないです。逆に米兵からの加害件数が多過ぎて許し難いです。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

平和な時にこそ真剣な議論を

“バレアナさん”のご意見にあるコスタリカ共和国というのは、中米にある人口約420万人の小国です。世界で唯一の非武装永世中立国として、地域紛争の多い中米で、紛争解決の仲介役を果たしています。国軍は存在せず、警察官が治安を維持しています。

軍事費にお金をかけない分、コスタリカは教育と福祉と自然保護に力を入れています。教育費は、国家予算の30%。豊かな森に恵まれていて、エコツーリズムの発祥の地でもあります。

選挙への関心が非常に高い国で、コスタリカの選挙の仕方は、日本でも形をかえて、「コスタリカ方式」として取り入れられています。ちなみに、候補者の4割以上は、女性でなければならないそうです。

軍隊を捨てた理想の国として例に出す人も多いのですが、コスタリカ事情に詳しい人と話すと、「あまり豊かな国ではないから、侵略されにくかったという面もある。一概に、日本も同じようにできるとは限らない」とのこと。とはいえ、日本のめざす方向として、ひとつの参考にはなりますね。

今回、「自分の国は自分で守りたい」と言っている人が予想以上に多かったように思います。自国の軍隊を持つことに肯定的な人が何人もいたのは、アメリカの単独主義に危機感を感じている人が多いからかもしれません。

防衛の問題は、長い間、日本ではタブー視されてきましたが、“サリーの恋人さん”が言われるように、正面から議論する時期が来たように思います。

世界の裏側で起きた戦争も、他人事ではなくなった時代です。軍隊を持つのか持たないのか、国際貢献として紛争地域に自衛隊を出すのか出さないのか、今の体制を続けるとしたら米軍との役割分担はどうするのか、それとも米軍の核の傘から抜けコスタリカのような非武装中立をめざすのか。考えなければいけないことは山ほどあります。

「日本の平和を守る」「他国を侵略しない」という点で異論がある人は、ほとんどいないと思います。ただ、戦争というのは、いつの時代も一方的な「大義名分」によって開始されるもの。いったん走り出したら止められないところがあります。だからこそ、今のような平和な時代に、しっかり議論を重ねていく必要があります。これまでのように、なし崩し的にズルズルと変わっていくやり方ではなく、きっちりと原則を決めておきたいものです。

みんなの関心が高まれば、情報公開も進むと思います。難しい問題から目をそらさずに、これからも、みんなでこの国の防衛について考えていきたいですね。

1週間ありがとうございました。

弘中百合子

弘中百合子

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