

国益を重視することも重要(jinglejungle)
“NO WAR! ”という理由で、イラク攻撃に反対する人が多すぎると思います。国際関係のアクターは国だけではありませんが、国連に加盟できるのは国だけです。正義を大切にすると同時に、国益を重視することは重要なことだと思います。ですから、“NO WAR!”というのは、あまりに短絡的な主張だと考えられます。日本にとって、北朝鮮情勢、日米同盟を考慮すれば、国益にかなうのは米国のイラク攻撃に賛成する以外の立場はないと思います。アメリカも基本的には平和的解決を望んでいると思われますので、開戦しても外交努力は続けるのではないでしょうか。日本も、後方支援と同時に、そうした外交努力に全力を尽くしてもらいたいと思っています。
責めるべき相手はアメリカではない(eddybondu)
唯一の被爆国、大量破壊兵器の被害国として、イラクに圧力をかけるべきだと思います。アメリカに「戦争反対」と物申すのは、お門違いであり、今回の騒動の根本的原因箇所であるイラクに対し、大量破壊兵器の破棄、無条件査察の受け入れを迫るべきではないでしょうか。それが実行されれば、アメリカも簡単には攻撃できないし、米国世論も攻撃を支持しなくなると思います。次回の大統領選を考えれば、米国世論に反対してまで、イラクを攻撃するほど、ブッシュ大統領も愚鈍ではないと考えます。責めるべきは、過去十年来の国連決議違反を犯したイラクであり、アメリカではないと思います。

これが引き金になって第3次世界大戦に(イクラ・東京・未婚・40歳)
米国のイラク攻撃が秒読み段階に入った今、背筋が寒くなる思いです。戦争はどんな大義名分を掲げても犠牲になるのは一般市民です。普通の人々がいったい何をしたというのでしょうか? 一握りの独裁者を排除するために払う犠牲は、あまりにも大きすぎます。わたしは湾岸戦争後、何かがいい方向に向かったとは思えないし、逆にもっと悪化したように感じずにいられません。米国も自国が戦場にならないから、イラクの武装解除のために攻撃するのだと思うし、逆の立場であればもっと国連での話し合いに力を入れて最悪のシナリオは書かれなかったのではないでしょうか。このまま攻撃が開始されれば、「やられたらやり返せ」的発想で、激化は免れないと思うし、米国を敵視するイラク以外の組織がテロを起こす可能性は大きいと思います。マスコミなどでは「短期で戦争は終わる」というような意見が多数報道されているようですが、それはイラク対米国に限った楽観視であり、これが引き金になって連鎖反応的に重大なテロが各地で起これば、第3次世界大戦に発展する可能性も0%ではないと思います。地球という限られた空間で生きるわたしたちは戦争が一番の環境破壊であることを自覚し、殺し合うことの無意味さを世界中の人が自覚すべきだと思います。
軍備を削減して核実験を止めて(mamarin)
松本さんがおっしゃる通り、前回の湾岸戦争でフセイン大統領を退陣させることができなかったのに、なぜ再び攻撃するのかが理解できません。アメリカこそ、大量破壊兵器(原爆)を所有しているばかりか、実際に2発も市民の生活の場に落とし、ベトナムや湾岸や南米で化学・生物学的兵器を使用した唯一の国です。アメリカにとって大義があれば何をしても構わないのでしょうか。地球を破壊し尽くすほどの兵器を持ってしまった人類が今やるべきことはどの国も軍備を削減し、核実験を止めていくことではないでしょうか。日本はアメリカを支持することしかできない国ですが、せめて、国連の決議がない攻撃には断固として反対すべきではないでしょうか。今回のことをテキサスでのカードゲームにたとえたブッシュ大統領も、あいまいな物言いしかしない小泉首相にとってはすべてがジョークなのでしょうか。
特需目的なのか?(仕事の鬼)
イラクの今の状況が、世界に与える影響を見ると、兵器を放棄させるために、何か行動を起こさなければならない、というのは理解できます。それは北朝鮮も同じだと思います。ただ、それが「今戦争という形なのか」、というと、そうではない、と思います。前回のイラク攻撃で最終的には復興のための400億ドル(?)がアメリカの企業に落ちたと聞きましたが、今回の結論の出し方も、特需目的なのかなと考えてしまってなりません。「戦争」という手段が、「正義」といった違う意味を巻き込んで、市民を殺していく、次世代まで健康不安を残していく。トップに立つ人の決断はそれでいいのだろうか。最近の日本では、わたしたちが世論を動かしていくのが難しくなっていると感じます。有効な手段はデモなのかメールなのか。やはり動いてみないと見えないから、自分が参加していくしかないと思っています。
アメリカに正義があるようにイラクにも(パンプキンパイ・神奈川・38歳)
戦争は断固反対です。ブッシュ大統領はこの戦争を“Operation Iraqi Freedom(=イラクの自由作戦)”と名付けました。いかにも正義のための戦いだと言わんばかりに。わたしは小学校で英語を教えていますが、小さい子どもたちは、「この戦争、どっちが悪者?」とたずねます。子どもたちは、ウルトラマンやレンジャーなどの勧善懲悪のストーリーが好きです。アメリカに正義があるように、イラクにはイラクの言い分、正義もある。怪獣でもロボットでもない。どちらの国の人たちも、母親がおなかを痛めて必死に産んで育てた人たち。悪者、良い者で決め付けられない。ましてや殺し合っていい理由などどこにもない。それぞれの国の長い歴史、文化の違いを理解して少しずつ歩み寄る努力をしなければ……。小学校英語の大きな目的は国際理解です。どの国の人の命も大切、それは大前提です。イラク攻撃まで秒読み段階とニュースで報道されはじめました。何を言ってもむなしいばかりです。でも命が一番大切、それだけは伝えたい。あとは祈るだけです。
罪なき人々に爆弾が降り注ぐと思うとたまらない((まめむぎ)
断固反対です。反戦の思い空しく、開戦まで秒読み段階に入ったようです。わたしには、ブッシュもフセインも、同じ独裁者に見えます。イラクの武装解除を求めるなら、まずアメリカが核や生物・化学兵器を捨てるべきだと思います。一人の独裁者のために、数え切れない人間の命が犠牲になっていいはずはありません。罪なきイラクの人々のみならず、アメリカ兵とて最前線で戦う人、ブッシュ大統領はこれらの人々の命をどう考えているのでしょうか。そして、国連を何だと思っているのでしょうか。イラクの人々の頭上に、再び爆弾が降り注ぐことを考えると、たまらない思いがします。どうか、どうか、平和的解決を……と祈らずにはいられません。
組織、国ではなく「個」で考えて(エコ・神奈川・既婚・33歳)
イラク攻撃はいよいよといった感じになってきました。子どもを持つようになって、世界観が変わりました。わたしには守るべきものがあり、生きていく価値があります。そして、これは家族を持つすべての人にとって同じ思いのはず。組織とか国とかではなく、「個」に戻れば答えはシンプルで簡単です。「個」が集まって生きていく社会ですから、それを軽視した考えには断固反対です。イラク攻撃をしようとしている人たちも自分の家族に危害が及ぶとは考えていないのでしょう。イラクに問題があると考えるなら、イラク国民自ら起こす変化やイラク国内での崩壊を望むべきで、外からの力で変化させるべきではありません。
いずれ武力攻撃の代償を払うことに(kuniwaka2001・神奈川・既婚・31歳)
アメリカは今も世界の“Watch Dog”の役割をしたがっているような気がします。東西の壁の崩壊以降、強い国同士が勢力をニ分するという構造から、世界中で地域の紛争などで複雑で混沌とした状況が続いてきました。そんな中で、アメリカが今やろうとしていることは、旧来の「理想のアメリカ像」を演じたがっているように見えてなりません。わたしはもはやアメリカに“Watch Dog”の役割は求めていないし、アメリカやほかの先進国にもそれほどの国力はもはやないと思います。それは国連の役割で、国連のような組織をきちんと機能させることが早急に対応すべき問題だと思います。たしかに、サダム・フセインは悪です。でも、ブッシュも悪になろうとしています。もしこの武力攻撃を実行したら、実行した人も、それを支援した人も、いずれその代償を払うことになるのではないでしょうか。胸が痛みます。
無関心者を一人でも少なく((samin)
「自分の言うことを聞かないなら、国連も無視する」のでは、国連の存在意義の否定につながりかねないと危惧しています。極論すれば、力さえあれば、自分の独断と偏見で「気に入らない」ということを理由に、いつでもどこでも戦争を引き起こすことを容認することになるからです。それでは、国連の役割とはなんだったのか、ということになります。戦争の最大の犠牲者は、権力者同士の争いがあろうがなかろうが、そこで質素な暮らしを営み続けていくしかない人たちだと思います。しかし、同胞として人間の心に共感を訴えるであろうその部分が、メディアでは取り上げられていないようにも思います。日本人として何ができるのか。無関心者を一人でも少なくすることがまず第一歩である気がします。米国の核の傘に本当に守られているのか、守られたいのか、それ以外に日本を守る道はないのか、ないとすればいつでも「イエスマン」でいなくてはいけないのか……。山積みになった問いに対し自分なりに答えを見つけようとすること。これがまず第一歩だと思います。でも、そんな悠長なことを言ってられる状況にはもうないのかもしれませんが。
自分の手を汚さない戦争ならOKなのか((yoshimi)
イラク攻撃、絶対に反対です。日本は武器を持たない「平和主義国家」だったはずです。それなのにアメリカの攻撃には賛成、というのは「自分の手を汚さない戦争ならOK」ということで、おかしいと思います。ただ、武力を持たないため、いざというときにはアメリカに守ってもらわないと何もできないという現状も事実です。そろそろ名前だけの「平和主義」をやめ、自衛隊を「軍隊」と認めた上で、アメリカから独立した発言力を持つべきではないでしょうか。その上でブッシュ大統領のイラク攻撃に対し「NO」というのが、本当の「平和主義国家」だと思います。
どうしたら世論が政府を動かせるのか(アヒル)
東京で反対デモがあったと聞いたときは、もし東京にいたら参加してたであろうと思ったのに、先日、ホワイトハウス宛ての署名を募るメールを受け取ったときは、次に誰に回せばいいのか、ちゅうちょしてしまい、結局そのままにしてしまっています。しかし反対の気持ちは強く、理屈は後から付いてくるもの、戦争反対の気持ちは変わりません。きっと同様の国民が大多数だと思います。どうしたら世論が政府を動かすことができるのでしょう。小泉さんは世論の力を借りて総理大臣となったはずです。誰の意見に耳を傾けるべきか、一番よくわかっていると思いますが。

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