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サーベイ

2003/2/17(月) - 2003/2/21(金)
5日め

テーマピルを使うのは自然なこと?

今日のポイント

人が人を大切にするために。ピルはいくつかの選択肢の中のひとつ

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凡例
キャスター
丹下一
丹下一 俳優

このサーベイで僕は「恋愛」という枠組みの中でたくさんのご意見をうかがってきました。恋する二人の関係、デートや入籍、そして「大人の会話」としてのセックス。今、セックスは子孫を残す行為よりも「コミュニケー……

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YES

女性の自己責任(みかげ)

性交渉を持つ上で、「男女間の不均衡」は「妊娠するのは女性だけである」という当然のことからくるのだと思います。妊娠という現象は、男性にとっては身体的に見れば他人事。だから避妊への意識の高さに男女間で差が出てしまう。大切なのは、男性側の意識の低さを女性に合わせるために話し合うことではないでしょうか。リスクが高いからこそ避妊の主導権を女性が握り、二人で対処法を決める。これが「女性が自らの体を守る」ことにつながるのではないでしょうか。

その結果でピルを服用するとなったら、副作用のリスクや経済的負担、服用の手間の面倒さと、ピルはコンドーム使用の手間をなくす便利なだけのものではないことを、男性側がきちんと理解した上で思いやりを見せてくれれば、気持ちの上での不均衡は解消されるのではないかと思います。デリケートな事柄だけに、話し合いが二人の関係を損ねてしまう可能性もある。それを恐れる女性は相手に黙ってリスクを承知でピルを服用するしかないし、不均衡から来る男性側だけの性交渉の手軽さを嘆くのであれば二人で解決するしかない。それが妊娠というリスクを負った女性の自己責任ではないでしょうか。

自分の体は自分で守らなければ(hamako40・愛知・パートナー有・41歳)

わたしは低用量ピルを愛用してもう3年目です。それは不倫相手との妊娠で中絶をしました。それ以来自分の体は自分で守らなければ、とすぐにピルを服用しました。いまでは妊娠の恐れもなくて、相手とのセックスを楽しんでます。わたしは高校生の子どもがいますが、この子もできちゃった結婚で出産した子です。3年前、妊娠が発覚したときにあまりにも自分の性に対するだらしなさに腹が立ちました。望まない妊娠によって自分も傷つき、生まれてくる子ども、または中絶してしまった子ども……子どもには罪がないのです。わたしは絶対にピルの服用をすすめます。

仕事をもつ女性の助けとなる(AKK・東京・31歳)

わたしが低用量ピルの服用を始めて、もうすぐ丸2年が経とうとしています。毎日飲み続けるのは根気が要りますが、服用以前の大変さに比べたらはるかにらくです。わたしの場合、今は特定のパートナーがいるわけではないので、あくまでも生理を軽くするために飲んでいます。仕事を持つ女性にとって生理が重いことというのは辛い悩みです。とにかく量が多かったので、いつも時間ばかり気にしてる状態でした。かといって、トイレにいつでも行けるわけではないですし。だから、生理のことで悩んでいる人には、ぜひ服用することをおすすめします。副作用もほとんどありませんし。いずれは子どもが欲しい人もその時止めれば、また通常通りの生理が戻るので悩む必要はないと思います。ピルに関してはまだまだ宣伝不足な点があると思うのでわたしの意見が参考になれば、と思います。ちなみに費用は1カ月2,500円で保険は適用されません。21日間服用し、7日間お休みというサイクルで、服用を休んでいる3日目辺りにかならず生理が来ます。旅行にぶつかる場合は薬を飲む期間を一週間少なくするなど、自分で調節することも可能です。

副作用ゼロとは言えないけど(巽・大阪・未婚・42歳)

旅行に行く時や、以前遠距離恋愛していた時のたまのデートの際、生理日が重ならないように使用していました。本当は毎日服用しても大丈夫だそうですが、ずっと生理を来させないようにすることに健康面での不安を感じるので、必要な時だけの服用です。内科でももらえるので助かります。ただやはり薬である以上副作用がゼロとはいえないんですね。他の動物は必ずしも生殖のためだけにセックスをするとは限らないそうです。ただ動物の排卵は年に1〜2回ですが、人間は月1回なので、コミュニケーションのためのセックスに避妊の工夫をすることは必然だと思います。自分の体のサイクルをよく知って排卵日を避ければいいのですが現代の生活ではそれができないこともありますから。

自分の体に対して目を向ける機会(kasami)

法的に低用量ピルが認められてから使っています。高校の時に、避妊について調べる授業があり、その時にピルが一番安全なものだと知りました。今現在子どもを持つ時期ではないと認識しており、彼との円満な関係を保つために使用しています。身近に予定外の妊娠をして、苦い思いをしながら生まれるまでの時間を過ごしている友人がいます。妊娠したとわかった時に「うれしい」と思うのか「ヤバイ」と思うのかで、生まれてくる子どもに影響があると聞いたことがあります。少しでも待ち望まれた環境で生まれてくる子どもと対面するためにも、その時期が来るまでわたしはピルを使い続けると思います。また、定期的に産婦人科にかかることになるので、自分の体に対して目を向ける機会も増えると思います。

もっとちゃんとしたピルの情報を(たまちん)

まだまだ、ちゃんとしたピルの情報が提供されていないように思います。生理を止めるのではなく、排卵を抑えるのです。わたしは、生理の周期を変えるというより、避妊や生理の周期を整えたり、生理のつらさを軽減するために使用しています。毎月、多くの鎮痛剤を服用したり、そのために仕事に支障を与えたりしたくないので。ただ、パートナーに避妊に対する意識は少なくなるかもしれません。薬は、情報をきちんと把握して、上手に利用することが大切かも。薬は、もちろん服用しないほうがいいけど。望まない妊娠や中絶のほうが、肉体にも精神にもダメージを与えます。

「現代では自然なこと」(JINA・東京・既婚・40代)

服用して1年半です。まさに「現代では自然なこと」だと考えます。花粉症なら抗アレルギー剤、風邪なら対症療法薬という日常的な治療と同レベルにとらえています。婦人科疾患や重い月経を経験したことのない人には体感的に理解しにくいと思いますが、避妊目的以外の人、ピルの副効用に救われている人は大勢います。副作用や薬害のリスクは国のシステム上、ピルに限ったことではありませんしね。コンタクトレンズ同様、健康保険の対象外なのがきついです。

NO

中年期以降ならばまた違う側面(himetaro)

やっぱり不自然なのかもしれません。ピルを飲んでいるといつまでも閉経しないことをご存知ですか? わたしは知らなかったのですが、実は免疫系疾患をもっていて、この病気は女性ホルモンにもかかわるものなので、むしろ閉経してしまうほうが、病気が再燃せず済むそうです。もう40歳を過ぎてますから、閉経自体はなんの感傷もないので、ピルを飲みつづけることは止めました。中年期以降の女性にとっては、単に避妊のためのピルだけでなく、もっと別の側面も考えてはいかがでしょう?

STDのリスク(ごまちゃん・神奈川・既婚)

低用量ピルは、きちんと飲み続けられれば、避妊にも生理痛などの改善にも非常に有用な薬だと認識しています。わたしの場合は、面倒くさがりなのと医薬品に深く関わる仕事をしているにもかかわらず薬嫌いなので、長期間の服用は苦痛でしかありません。どんな薬も、健康上必要な場合以外はできるだけ避けて通りたいと思っています。また、ピルだけに頼った避妊でのSTD(性感染症)のリスクについても考える必要があるのではないでしょうか?

セックスについての話し合いができにくくなる?(ぷくちゃん・京都・既婚・35歳)

ホルモン剤の副作用を考えると、いくら低用量だとはいえ自然なこととは言い難いと思います。何らかの月経異常や病気の治療ならともかく、避妊の目的だけに健康な女性が服用するのはどうも納得がいきません。パートナーと避妊についてセックスについて、ちゃんと話し合えないから、とりあえず女性がピルで避妊する……という図式になるのがとても心配です。男性側も「君が飲んどいてくれればいいんじゃないか」で済ませてはいないのでしょうか? 間違った普及の仕方をするとますます男女間でのセックスについての話し合いができにくくなるような気がします。

相手の考え方を読む(Steph・神奈川・未婚・24歳)

自然なことかといわれると、そうではないかもしれませんが、たしかに言えることは、わたしはピルを飲んでよかったということ。生理痛もよくなったし、生理が不順だったのが規則正しくなったので妊娠したかも、と悩むこともまったくなくなり、また旅行の計画が立てやすくなったし、生理の期間がすごく短くなりました。今はステディーな彼がいるのでその心配はありませんが、男性の妊娠に対する考えもわかると思います。ピルを飲んでいることは内緒にしておき、彼が自らコンドームを使ってくれるかどうか試したい時など……。

「自然なこと」とは思えない(ももた)

わたしは、まだ「ピル」についての益や害など、服用についての詳しい知識を、義務教育の過程で性教育とともに充分に学ばなかった世代です。もちろん存在は当時から知っていましたが、入手方法や処方についての情報は、現在と比べると貧しいものでした。今は歳も経て、自分が望めばある程度の知識は得ることができます。ただやはり、唐突に「ピルを使うのは自然なことか」と問われると、やはり「自然なこと」とは思えません。かといって、使用を拒むのか、というとそうではないです。「自然」という言葉のあやもあると思いますが。

コミュニケーションとしてのセックス、という概念が、時として軽はずみなセックス、となるケースも日本では多くなってきているように思います。コミュニケーションとしてのセックスの意識が、より高まらない限り、ピルを使用する時の「自然」という定義もリテラシーの低いものになるような気がします。生活の中で、自然に、大切なパートナーとのコミュニケーションの一つとしてのセックスの中で、産む、産まないの選択をお互いが理解し納得した上で、自然に「ピルを使う」選択肢をとる、というとらえ方であるべきと考えますがどうでしょうか。

女性だけが飲むことに違和感(まめむぎ)

生理がつらいというような特定の症状があるなら、低用量ピルは女性の生活をとても快適なものにしてくれるものだと思います。しかし、避妊を目的とした服用であるなら、女性だけが副作用の心配や、毎日同時刻に飲むという面倒を抱え込まなくてはならないことには、やはり違和感を感じます。第3子出産後ピルの服用を考えましたが、夫が何の心配もせずにセックスできる一方、いくら少ないとはいえ副作用のリスクを抱え、毎日忘れないように飲むということを抱え込む気にはとうていなれず、やめました。

低用量ピルが認可された背景には、バイアグラの認可が先にあったことに対しての反発が大きかったそうですね。男性はバイアグラでいくつになっても……。でも女性は、望まない妊娠を回避することも難しい。男女間の不均衡を感じずにはいられません。ピルを飲むことは、男性の側に自覚や責任といったことを期待できないというあきらめもあるのではないでしょうか。もちろん、低用量ピルは女性にとってはとても必要なものだと思います。しかし、ピルを推進する男性医師が「コンドームが完全ではないことを知っているなら、副作用の少ない低用量ピルを飲むべきだ」というようなことを平気で言っているのを聞くと、それなら男性が飲む精子を出さない薬を作ってほしいと思ってしまいます。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

「今のわたしたちにとって自然なこと」

このサーベイで僕は「恋愛」という枠組みの中でたくさんのご意見をうかがってきました。恋する二人の関係、デートや入籍、そして「大人の会話」としてのセックス。今、セックスは子孫を残す行為よりも「コミュニケーション」としての側面のほうがクローズアップされています。それはそれですてきなことだと思ってます。だから当然、生む・生まないの主導権は女性が持つべきとも。

そして、情報・教育も大事。子どもたちが自分の身を守るために、人が人を大切にするために。もちろん、ピルはいくつかの選択肢の中のひとつです。避妊について、女性の体についてもっと情報を共有できればと思っています。

生殖医療技術については法整備も大切。そのための話し合いを専門家(医師)、行政そしてわたしたち市民の3者が共有することも必要なのでは。そのうえで「法律」という「今のわたしたちにとって自然なこと」を決めることができればと思います。

ピルという薬は、女性が自分で自分のからだを守るために使われてきました。そして、それはもっと大きな深い意味で女性を守ること、女性が自立することにつながっていきます。人権――「人が人を人として大切にすること」はけっして難しいことではなく、実はとてもシンプルなことからはじまります。お互いを知り、認め合うことから。

丹下一

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