イー・ウーマン池田祐巳はまっている手作りがありますか

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会議番号:2798

はまっている手作りがありますか?

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【開催期間】
2009年09月07日より
2009年09月11日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

池田祐巳　陶磁器デザイナー

2日目もほぼ変わらず、YES53％、NO47％という結果でした。1日目以上にさまざまな『手作り』の投稿が寄せら�……

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2日目までに届いている投稿から...

編み物と石鹸と (rosette・USA・パートナー無・36歳)

幼い頃から手先仕事が好きで、いろんな手作りをしてきました。最近は、モノを増やしたくないので、実用的なモノづくりを楽しんでいます。2年ほど前から始めた石鹸作りは、オイルの配合や色、香りを知れば知るほど奥が深く、オリジナルの配合を研究中です。最近は、廃油で洗濯用石鹸も作り始め、エコ・仕上がりの向上・節約の一石三鳥に大満足しています。現在妊娠中で、先日女の子であることが判明したので、夏の間さぼり気味だった編み物に取りかかりたいと燃えています。

洋服はちょっと…… (そらP・大阪府・パートナー無・41歳)

小学生ぐらいからミシンが大好きで（当時、我が家は足踏みでした）袋なんかをよく作ってました。体操服入れや美術のスケッチブックがジャストサイズの鞄など。それが高じて、今ではレンタルボックスで販売もしています。オーダーが入ったりするととっても嬉しく楽しくなります。でも洋服はちょっと苦手。よく型紙を利用して作るのですがどうもジャストサイズに仕上がらない。やはり服は既製品の方がジャストサイズで、しかも選択範囲も広がりますよね。

和裁 (にゃおん。・兵庫県・パートナー有・36歳)

普段着を木綿着物にするようになり、手作りの良さを身に感じ、自分で着物や帯をなおしたり、縫うようになりました。和裁を通して着物の構造を深く知るようになるにつれ、日本人の伝統が知恵が詰まったものだと感心仕切りで、これがきっかけで茶道に書道に日本画に……。とハマりました。和裁は最近は特に帯作りに夢中です。私しかもっていない、世界でひとつしかない私だけのスペシャルな物を作るのは作っている過程も面白いですが、完成した後の達成感もたまらないものです。

ふりかけ (ＩＰウーマン・東京都・パートナー有・40歳)

手作り、と言えるほどのものでもないですが、ふりかけ作りにはまっています。出汁をとった後の鰹節や煮干しをそのまま捨てていたのですが、ふと思い立って、調味料で簡単に味を付けて食卓に出したところ、子どもたちが大喜び。以来、余り野菜やわかめなども入れた、我が家特製のふりかけが常に冷蔵庫にあります。市販のふりかけの調味料の多さにも気づいたし、ゴミも減り、何よりおかず食いだった子どもたちがご飯をたくさん食べるようになったので、一石三鳥です。

	とびだす絵本 (namiri・神奈川県・パートナー有・40歳)
手作りのとびだす絵本に子どもとはまっています。工作の一種ではありますが、お話も絵も楽しめ、出来上がってからも、充分活用できます。子どものために入手したのですが、親も一緒になって楽しんでいます。とびだす絵本が高い理由がわかります。

加賀の指ぬき (あきんぼ・東京都・42歳)

洋風の手芸は色々やりましたが、和の手芸はほとんど経験がありません。組み紐のようなものはやったことがありますが続かず。今は通販のキットをきっかけに始めた加賀の指ぬきづくりにはまってます。実用品としても使いやすいのですが、絹糸の輝きが美しく、作りためた作品を見てため息をついています。今回の会議で他の和の手芸をしている方の話を聞けるのでは？と期待しています。

私のためのクレンジング材 (laila・東京都・パートナー無・39歳)

クレンジング化粧品の手作りが、私の目下の「手作りブーム」です。市販のクレンジング材で肌に合うものが見つからず、「だったら自分で作ってしまおう！」と思い立ちました。現在は肌に優しいフラワーウォーターとオリーブオイルをベースに、汚れを吸着する働きがあるクレイを配合しています。自分で調合しているので成分が明確ですし、何より私の肌に一番合っているのが気に入っています。まさに私のために配合されたクレンジング材です。

	和菓子作り (ごまちゃん・神奈川県・パートナー有・45歳)
最近はまっている手作りは、和菓子です。春はいちご大福、夏は水羊羹や水まんじゅうを作って楽しみました。これからの季節は栗蒸し羊羹や月見団子など作る予定です。ちょっと難しそうですが、練りきりにも挑戦したいです。

時間と費用の面で (kopanda・東京都・パートナー有・38歳)

子ども服や子ども用の通園バッグなどを、自分の好みの布や気に入ったデザインで手作りしたいという気持ちはあります。でもいざトライしようとなると、布を何ｃｍ買ったらいいのか、ミシンの扱いは……と問題山積（笑）。仮に実際に作ったとしてもかけた時間と労力からして既製品を買った方が安上がりでしょう。私は材料を買うにも至りません。最近は個人のハンドメイド品をオークション等で買えるので、私はもっぱら購入して手作り品を「使う」楽しみを味わっています。

自分の得意なことに集中！ (tulip・福岡県・パートナー有・37歳)

料理は毎日楽しく手作りしていますが、ケーキ作りをはじめ、分量をきちんと計らないといけないものは精神衛生上良くありません。また、手芸関係はからっきしダメです。得意ではないので、余計な神経を使い、構えてしまうので、私にとっては大きなストレス源です。「手作りをする母が良い母」という価値観から自由になるのにも時間がかかりましたが、自分の心を偽らず、好きなこと、得意なことに集中することにしました。今は、クラリネットの音作り（？）を楽しんでいます。

3日目の円卓会議の議論は...

まず、自分が楽しめるところから……

2日目もほぼ変わらず、YES53％、NO47％という結果でした。1日目以上にさまざまな『手作り』の投稿が寄せられ、「そんなものまで手作りで……」と驚いております。

皆さんの投稿は、手作り好きにはたまらない情報で、きっと興味を持って読んでいただいているのだと思います。一方で「手作りはちょっと……」と苦手に思っている方には、ますます「こんな本格的なことまで自分にはやっぱり無理かも」と感じてしまうかもしれません。

確かに手作りは突き詰めれば奥が深く、趣味で始めたことをプロ顔負けの域まで達する方、さらにそれがビジネスになる方も多く見られます。
投稿にも（大阪府のそらPさん）のように手作りしたものを販売しているという方がいらっしゃいました。「オーダーが入ると嬉しくて楽しくなる」と書かれていました。

この嬉しい、楽しいが手作りの基本ではないかと思います。これから何か手作りに挑戦しようと考えている方は、まず自分が楽しめるかどうか、そこがスタートだと思います。苦手な分野や、やりたいと思わないことは、まずこっちにおいておいて、という心持ちです。（福岡県のtulip）さんが書かれているように「自分の得意なことに集中」が第一ではないでしょうか。

私は『手作りの器』を仕事にしていますが、他の手作りはあまり得意ではありません。特に針仕事は苦手で、よほど必要に迫られない限り手を出しません。祖母は洋裁を仕事にしており、母は和裁を仕事にしていたというのに、どうしてこうなのだろうと頭をかかえることもありますが、悩まず好きな分野を探すようにしています。

私が今はまっている手作りは、化粧品です。ただ、これも作り始めるまではかなりの時間がかかりました。はじめ雑誌などで情報を目にし、身体にも良さそうだと思い、まずハウツーの本を購入しました。ここで早々と挫折しました。難しそうな用語が沢山出ているし、いろいろ材料を揃えなくてはいけなそうだし、そのストック場所だけでも大変ではないか、と思ってしまいました。
それから1年以上、本なんて書棚のどこかにしまい忘れた頃、ハンドクリームを購入するのに薬局に出かけたのがきっかけです。尿素入りのクリームはどれも価格が高いので「いっそ尿素を買ったらどうか……」と思い、薬剤師の方に尋ねました。薬剤師の方は「尿素を直接塗るのは……」と困惑しながらも「グリセリンと水道水で尿素入りの化粧水が簡単に作れますよ」と教えて下さいました。早速、尿素とグリセリンを購入して作ってみました。『思っていたより簡単』『使ってみるととっても良い』この嬉しさが他の化粧品もつくり始める起動力になりました。

今本格的な手作りをされている方も、ちょっとしたきっかけから始めた、始めることができたのだと思います。皆さんの『手作りのきっかけ』などもぜひご紹介ください。
また、私のような『手作りの挫折談』もお聞かせいただけたらと思います。

池田祐巳
陶磁器デザイナー


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