皆さん、この1週間「間取り」に関するサーベイにお付き合い頂き、ありがとうございました。「間取りを気にって暮らしている人」が結構いらっしゃるという嬉しい気づきになるサーベイでした。一方過半数を超える「間取りが気に入らない」という方のために最終日の今日は、間取りはカスタマイズできますというお話をしますね。
私は、プロフィールにありますようにイー・ウーマン主催の講演者養成講座の卒業生です。(とってもいい講座ですよ。人生、変わります!) そもそものきっかけは 「リフォームに成功するコツ」を講演で伝えたいと思ったことです。 講座に通って講演内容を先生方に練りに練っていただいたお陰でたどりついた 「リフォームを成功させる3つのM」はそのまま間取りにも活かせます。
1 MYSELF 2 MONEY 3 MANEGMENT
この順番にこだわりというかコツがあります。 サーベイ初日からお伝えしているように、まず絶対にMYSELF(自分自身)から始めてください。自分がどんな暮らしがしたいのか、どんな間取りに住みたいのか。 それは、不動産デベロッパーさんにもどんなに優秀な建築家の方にもわからないことなのです。まずご自身で理解して、プロに伝えてください。
私は、一般的に流通している建売住宅や分譲マンションは不特定多数の人にとって「80点」くらいの間取りで作られていて そのまま「80点」で暮らす人もたくさんいる一方、残り20点の不満を解消して「その人にとっての100点満点の住まい」にする作業がリフォームだと思っています。20点の不満に気づくのは、住まい手のあなた自身です。
その次にMONEY(予算)。予算、確かに限りがありますよね。 でも、まず予算ではなく、まず自分自身という発想で予算を考えてください。 今すぐ全てをリフォームする、別の物件に住み替えるのではなく 予算の範囲内でできることから始める、そしてまた予算が出来れば次、というように。
最後のMANEGMENTは、イー・ウーマンが提唱されている「スマート・コンシューマー(賢い消費者)」になって 「自分が主体になって何とかする」という行動を取ってみてください。諦めずに交渉する、言いなりにならずに説明する、理想を叶えるために調べる、いろんな行動が取れると思います。
投稿で「リフォームできますか?」とご質問を頂きましたが、全てに私は「YES」とお答えします。 住まいづくりに不可能はない、と本気で私は思っています。 ただし、予算や構造上の制限と言うのは存在します。これは仕方がない。 でも制限を把握せずに諦める人が多いのも事実。 ぜひ一度、何となく予算がないと思っている人はいくらあれば出来るのか、何となく構造上無理と思っている人は補強手段がないのか、など 具体的に問題点を把握してみてください。 その前にどうしたいのか、をしっかり見つめた上で。
最後に、ちょっとは「間取りの魔術師」らしい間取り例もご覧頂きたく2件ご紹介して今回のサーベイを終了します。 「あ、こんなのありなのね」と思って頂ければ幸いです。 1週間、ありがとうございました!
【リフォーム前】クリックすると画像を拡大できます
【完成後:M邸パース】クリックすると画像を拡大できます
【完成後:O邸パース】クリックすると画像を拡大できます
【完成後:O邸写真】クリックすると画像を拡大できます
松岡美奈子 ルーミンリフォーム代表取締役 |
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