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今週のテーマ
会議番号:2212
心療内科と精神科の違い、知りたいですか?
投票結果
89
11
1040票
123票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2007年07月09日より
2007年07月13日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
古荘純一 青山学院大学教授、小児精神科医
皆さんの、十分なアドバイスが欲しい、とにかく症状をよくして欲しい、などの投稿文を拝見すると、診察を受……
議長コメントを全文読む
2日目までに届いている投稿から...
まさに今の私の状況です (yukikonkon・神奈川・パートナー有・40歳)
6月中旬、起床時にひどくめまいがし、平衡感覚がおかしくなりました。両親が70歳前後で共に脳の疾患で倒れているため、不安で、脳神経外科、耳鼻科、婦人科等受診しましたが、異常なし。総合病院、大学病院のめまい専門外来は8月まで予約が取れず。仕事も出来ず大変困りました。医師でお一人だけ、めまいを認めて「休業を要す」と診断書を下さり、薬を服用し、2週間休業したことで収まりつつあります。個人経営の病院は、次にどうすべきかアドバイスしてはくれませんでした。
先生との信頼関係と服薬指導 (bun0729・山梨・パートナー有・34歳)
まず、医師の先生とラポール(信頼関係)を形成するまでに非常に苦労しました。「どうですか?」と聞かれてなんと答えようか、いつも診察前に準備をしていたものです。私が通っていたところは先生が足りず、ひとりあたりの診察時間も15分以内と限られているようで、先生も大変そうでしたが、時間が足りずに薬についてはその場でさっと渡されて、後で調剤薬局で先生の意図を推察するようになってしまいました。何の薬かというのはわかりますが、短時間の治療では、長期の治療計画は聞きづらいです。
話ができる医師に出会えるか (松蔵・海外・パートナー有・38歳)
専門的な分類は専門家に任せるとして、患者の立場としては症状が良くなればいいのですから乱暴な言い方をすれば精神科でも、精神内科でも心療科でもいいのだと思います。要は自分にあった、自分が心をひらいて話ができる医師に出会えるかどうかだと思います。実際それぞれの科が扱う範囲は重複しているでしょうし、どの科が何を扱うかは医師個人個人の見解によっても微妙に異なるのではないでしょうか。心の問題の複雑さから考えてもこの症状にはこの科、という明確な答えはありえないのでは。
通院していたのに知りません (おじゃおじゃ・千葉・パートナー無・25歳)
私は、会社の健康診断のときに、うつ病と診断されて、半年ぐらい通院していたときがあります。会社に紹介されたところに通っていました。にもかかわらず、心療内科と精神科の違いが分かりません。自分が通っていた病院がどちらだったのかも分かりません。毎週、脳のレントゲンをとられ、薬も大量にだされていたので、とってもとってもお金がかかった記憶があります。病院に通うより、カウンセリングを受ける方が良かったかな、と今は思います。
会社のシステムを利用 (ゆらりん・東京・パートナー有・41歳)
会社の組織として、精神的な不調の相談を受け付けている部署があり、その機関を利用しています。症状、状況を含めた現状のヒアリング後、必要に応じて病院の紹介がされます。この時点で、受診科も決定します。その後、受診中、完治後も定期的にヒアリングが行われます。この部署のメンバーは、ドクター、もしくはカウンセリングの資格を持っている方々で結成されており、すべて秘密厳守で行われます。日本ではまだ浸透していませんが、ホームドクターの会社版です。
受診前のアドバイザーを (mimizuku・神奈川・パートナー有・34歳)
眠りが浅い、早朝に目が覚めるなどの睡眠障害と思われる症状が自分でも気になったので、社内の心療内科を受診したことがあります。受診前に同じく社内の保健士さんに相談したので、まずは近いところで……という感じで、精神科との違いなどは認識していませんでした。外部の医療機関に行くには、敷居が高いというか、恐怖心もありましたし。情緒不安定なときだけに、受診前段階でのアドバイザーがいたらいいな……と思いました。
3日目の円卓会議の議論は...
こころの相談が出来る医師が不足している
皆さんの、十分なアドバイスが欲しい、とにかく症状をよくして欲しい、などの投稿文を拝見すると、診察を受ける立場と、診察する立場の違いに改めて気づかされるようです。
近年
我が国での医師不足
の議論がさかんになっています。厚生労働省は「偏在」を主張していますが、
人口あたりの医師の割合も先進国の中では最小です
。
現在、医学部を卒業後2年間の卒後臨床研修期間に、いろいろな科でプライマリー・ケアを習得するするシステムになっています。研修医は大都市・大病院に集中し、中小の病院では研修医の確保に苦労し、また小児科・産科・麻酔科など医師が集まりにくい科が閉鎖された病院も少なくありません。
一方、若い医師は研修期間中に、過酷な勤務を強いられる科の実態を見て、その科を敬遠する傾向にあります。その意味では
医師の偏在は地域だけの問題ではなく、診療科の問題も含んでいる
と言えます。
そんな中
メンタルヘルスを志す医師は増えている
ように思います。本音では、需要が多い割に楽な勤務、というのもあるようです。しかし、こころの病気は体の症状も併発することが少なくありません。最初は体の症状から気づくことが多くみられますし、経過中に身体症状の治療が避けられないこともしばしばあります。
メンタルヘルスを志すには身体疾患の基礎知識を身につけ、またその臨床経験も必要なのですが、現状では、精神科単独のクリニック・病院では身体疾患の対応ができないこともあります。
私は、
医師は属する診療科に関わらず、すべてのこころの相談医であるべき
、と考えているのですが、医師の絶対数の不足、些細なミスも許されない重圧、勤務医に求められる高い専門性、医療の現場での精神医療の評価の低さ、求められる診察効率など、それを阻む要因が多すぎるのが現状です。
受診する科が決まらない場合、総合診療科で相談が出来る病院もあります。しかし大病院の勤務医は、研究・専門性を重視する傾向が強く、総合診療科がホームドクターの病院版として普及するにはまだ時間がかかりそうです。
明日は
青年期までに限定して、メンタルヘルス診療の現状と問題点について
お話ししたいと思います。
子どものメンタルヘルスについて、ご自身のお子さんの経験やご要望
がありましたら、どんどんご意見をお寄せ下さい
。
古荘純一
青山学院大学教授、小児精神科医
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