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今週のテーマ
会議番号:2015
学校での子どもの心の問題、把握できますか?
投票結果
18
82
107票
489票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2006年10月23日より
2006年10月27日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
古荘純一 青山学院大学教授、小児精神科医
本日は、大人側の問題を述べてみます。 「なぜ気づかないのか?」に関しては、立場の関係および発達年齢……
議長コメントを全文読む
1日目までに届いている投稿から...
対応の難しさ (志摩・東京・パートナー無・22歳)
先月都内の某附属高校に教育実習に行ってきました。3週間という短い時間ではありましたが、授業時間やホームルームでの生徒の様子をしっかりと観察するだけでも、生徒の性格や、クラスの中での顔と部活のときの顔、さまざまな顔を見せることに気づきました。中には実習を終えた今でも心配な生徒もいます。しかし、把握できたとしてもこちらから働きかけることの難しさがあることをとても感じました。
PTAを引き受けて (めたぼ・大阪・パートナー有・36歳)
今年からPTAの委員長を引き受けました。必然的に学校に出入りする回数も増え、先生と話すことも多くなり、学校という「場の空気」を感じる機会が増えたので、少しは把握できたのではないかと思います。また、「わが子」ではなく「子どもたち」の様子を気に掛けるようにして、「私の知り合い(息子の友人ではない)」の小学生が増え、道で世間話をすることで学校の様子が最近見えてきた感じです。
なぜ気づきにくいのか (りんべるパートナー有・)
学校でいじめられることを親に相談するのは難しいと思います。子どもは親に余計な心配をかけたくないと思うからです。少なくとも私はそう思って、親でなく、担任に相談しました。顔なじみのある先生でないと話しづらいものです。まずは声に出すことが大切です。先生がいじめに気づかない一因は、いじめは概して授業時間外に起きるものだからでしょう。私の場合は、担任がしっかりと対処してくれたので解決しました。しかし、いじめた人たちへの人間不信は20年経った今も消えません。
誰にも言えない、耐えるだけ (さちすけ・東京・パートナー有・41歳)
私も些細なことで小学校の時にいじめられました。でも親にも先生にも言えなかった。休んでいることがまたいじめの理由になるので学校に行きました。先生が皆から距離を置く方法でフォローしてくれました。直接的な解決ではなかったですが、先生がいじめている子たちに何かを言ったら、いじめがひどくなったかもしれません。誰とも話さなかったけれどいじめられなければほっとしました。クラス替えによりいじめは消えました。自殺なんて考えなかったけれど、気持ちのやり場がないんでしょうね。
子どもの世界を守りたいから (いのみぃ・神奈川・パートナー無・37歳)
子ども自身が大人に知られないようにしているから、大人が気づきにくいのだと思います。小学校3年生の娘は友達関係が難しくなる年頃のようで、ちょっとした友達の言動を気にするときがあります。聞けば話してはくれますが、実名ではなく「Aちゃん」「Bちゃん」というように、わざと名前を言いません。私が子どもの世界に入って来るのが嫌なのでしょう。今はまだ聞けば答えてくれますが、何も話してくれなくなった時、親として何をしてあげられるのか、この1週間で何かヒントをみつけられたらと思います。
古傷をえぐられる思いです (いんこいんこ・大阪・パートナー有・44歳)
私自身が小学生の頃、いじめにあっております。教師は「いじめられるお前が100%悪い」、親が抗議に学校へ出向くと「たった1人の事に、いちいち構ってられない」。当時の私には登校拒否という発想もなく、耐えぬきましたが、教師や親は手抜きやと思うのみでした。まず親が体を張ってでも、子どもを信頼して受け入れれば、少しづつでも解決の方向にいくかと。そしていじめられている子には、死んでは駄目、人生に絶望するなとしっかり説得し、訴えを傾聴してあげて下さい。
隠れたところでいじめる (rie kimura・広島・パートナー有・48歳)
20年前教師をしていた時、子どもは自分の身を守るため、わからないように、陰でいじめをしていました。また、いじめられている子もなかなか本当のことを話してくれませんでした。もっといじめられるのが恐いからです。なので、結構見つけるのは大変ですが、毎日子ども達を観察してれば何かおかしいとは感じます。しかし、詳しいことはわからず、子どもに聞いてもなかなか教えてくれません。信頼関係がなければ、学校の先生に相談したりということはありません。やはり親が気付いてやるべきだと思います。
100%はできません (マドモアゼル愛実・京都・パートナー無・42歳)
わが子が小学生の時は、よく会話もしましたし変化があれば気づきもしましたが、中高生になると、いかに親を騙すかという知恵が付いたようですし、親にもいえない秘密は私が子どものときにもありました。子どもは常に良い子でいようとするから、いじめられても学校に行くんでしょう。親も学校に行ってさえしてくれれば安心ですから。でもその学校でどんなことがおきているかは、まったく把握していません。いじめは子どもの問題ではなく、大人社会の問題であるという危機感をもつ必要があります。
2日目の円卓会議の議論は...
「学童期は最も対人緊張が強く傷つきやすい時期」
本日は、大人側の問題を述べてみます。
「なぜ気づかないのか?」
に関しては、立場の関係および発達年齢の観点から意見を述べたいと思います。
大人と子どもでは、もともと力関係が存在します。立場が上のものと下のものでは受け取り方が違うのです。例えば、教師が子どもを指導するつもりで「そんなことで弱音を吐くのは弱虫だ」と言ったとします。しかし子どもにとっては精一杯頑張ったのに弱虫と言われて、トラウマ体験になる場合もあります。認識の差異が生じやすいということです。
もう一つは、発達年齢の問題です。学童期の子どもは、大人が考える以上に、対人的な状況(教室で指名される、職員室に呼び出される、みんなの前で注意される、など)で緊張するものです。一部にはそれらの行為を恐怖と感じる子どももいます。そのような状況で、叱責を受ける、恥をかく、などの体験は容易にトラウマとなります。
「なぜ大人、特に学校が危機感を持てないのか」
については、
今までの自分の経験ですべてを判断していること
責任の所在を探すことに終始し、そのことで自分の役割を果たしたと思うこと
学校はプライバシーを理由に、心理士、医師、福祉など他職種の介入を避ける傾向にあること
いじめの対応などは業務外であり、できれば関わりたくないと考えること
そして最も大きいのは、
子どもの精神発達、繊細な感受性を理解していないことです。
子どもたちは日頃の大人の姿勢をきちんと見ています。特に少数意見や弱者への対応には敏感になっています。大人が弱者の立場にある子どもに「お前にも責任がある」等、不用意な言葉や姿勢などを行うことがいじめを助長すると言えます。教師を含めた子ども集団の育成に関わる人達は、この点で厳しい自己点検および内部点検が必要と思います。
いんこいんこさんの教師の対応はまさに上記の典型で言語道断ですが、一昔前あるいは地域によっては今でもそのようなことがあるのではと危惧しています。一方で、素晴らしい対応を行っている先生方や学校も存在します。情報公開を進めて、学校や教師による対応の格差がなくなることを節に望みます。
明日は子どもの立場を分析
してみます。
なぜいじめられる学校に行く(行かざるを得ない)のか、助けを求める手段はないのか、
今までにもご自身の体験等を投稿いただきましたが、さらに活発なご意見をいただければと思います。
古荘純一
青山学院大学教授、小児精神科医
「子どもの話を最後まで聞いていますか?」
気にしていますか、目線の高さ
「子ども同士の付き合い、気にかけている」
大切にしたい、日常のなかの「コミュニティ」
「古荘純一さんとのウィンウィン対談」
子どもたちは隙間に敏感
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