イー・ウーマン田嶋智太郎さんあなたはこの夏、株を買いますか？　

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会議番号:1931

あなたはこの夏、株を買いますか？　

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【開催期間】
2006年07月03日より
2006年07月07日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

田嶋智太郎　経済アナリスト

先日、ある女性向けの雑誌で7人の女性の方にインタビューさせていただきました。皆さん、ともにキャリアア�……

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2日目までに届いている投稿から...

	気になっていた企業の株を購入 (tibiko・大阪・パートナー無・36歳)
お金がなくて買えなかった、よく利用してお世話になっている（気になっている）企業の株を購入したいと思っています。すぐに利益、とは思っていません、長期保有を目的としています。

	そろそろ底、と思うので (kimirie・兵庫・パートナー無・35歳)
しばらく下がっていたので、動かさず様子を見続けていました。そろそろ底に入ったようだし、ぜひ、今回の反省や得たものを活かして、新たに買おう！　と思っているところです。新たな勉強のためにも、新しく買って、また、楽しもうと思っています。皆さん、一緒に楽しみましょ～！

	投信に挑戦してみたい (chaf・京都・パートナー有・31歳)
株は半年程前から初めているので、今度は投信にしようかと思っています。「卵を1つのかごに盛ってはいけない」ということなので。ただ、投信はどういう基準で選べばいいのかいまいち分からず、まだ購入には踏み切れません。もう少し勉強が必要なようです。

迷っています (goma0906・愛知・パートナー有・29歳)

以前から気になっている銘柄があって、このところ買いやすい値段になっているので、気になっているところです。思い切って買いたいと思いつつも、「やっぱり現金で持っていた方が安心かな？」とか、「もしかしたらもっと値段が下がってしまうかも」と、ついいろいろと心配事が出てきてしまって、思い切れない状態です。せっかくのチャンスだとの思うのですが、つい二の足を踏んでしまいます。

	win-win投資 (アイスはバニラ！・埼玉・パートナー有・34歳)
住宅ローン完済が当面の目標のため、この夏に株を買う予定はありません。いずれ資金ができたら、応援したい会社の株を買いたいです。たとえば、このイー・ウーマンとか。株を買うなら、佐々木かをりさんの提唱されているwin-win関係を目指したいです。

3日目の円卓会議の議論は...

「株式投資で得がたい経験をゲットしましょう！」

先日、ある女性向けの雑誌で7人の女性の方にインタビューさせていただきました。皆さん、ともにキャリアアップを重ねてこられており、既に株式投資の経験もある、とても輝きを持った方々です。そんな方々が共通しておっしゃっていたことがあります。それは「投資とは社会や世界とつながる重要な手段であり、得がたい勉強の機会でもある」、「投資を通じて広く社会の役に立てれば素敵」といったようなことでした。

こうした点については「kimirie」さんも投稿のなかで指摘しておられる通り……。要するに、投資で得られるのは「お金」＝経済的利益だけではないということなのでしょう。これは決して「キレイごと」などではなくて、数々の経験から得られた実感なのだろうと思います。まさに、投資を通じて様々なことを「楽しんじゃいましょ～」ということです。

これは、例えばボーナスを活用して海外旅行に出かけることと似ているのではないでしょうか？　海外に旅立って美味しいものを口にしたり、美しい景色や歴史的建造物の放つ威風などといったものを目の当たりにしたりすることは、人生をとても豊かにしてくれますよね。もちろん、旅行に費やしたお金は預金口座から消えてしまいますが、そのことを後悔する人はあまりいません。一方、株式投資は海外旅行と少々趣は異なりますが、貴重な経験を通じて人生をより豊かなものにしてくれるという点では共通するものがあります。まして、場合により株式投資は経済的利益をももたらしてくれる可能性も十分にあるのです。

また、株式投資は個々人の投資スタンスにより、長期的に様々な経験や利益を与えてくれるものでもあります。「tibiko」さんがおっしゃるように、真に応援しがいのある企業と長くお付き合いするなかで、本当に色々な驚きや共感が得られることもあり、おまけに配当や優待品、値上がり益までをも手に入れることができる場合があります。これも立派に「有効なボーナスの活用法」と言えるのではないでしょうか。

なお、前出の7人の投資経験者の皆さんが揃っておっしゃっていたのは「日常生活の中で身近な企業の株を買う」ということでした。つまり、昨日もコメントしたように、生活消費関連の銘柄……。最終消費財を提供している企業は、そのユーザーとして身近な存在ですし、提供されている商品やサービスが「魅力あるものであるかどうか」ということも感覚的にわかるケースが多いはずです。まして、そうした商品やサービスを無料、あるいは割引価格で利用できる株主優待の制度を持つ企業も増えています。周知の通り、なかには株主限定のサービスとして多くの所属タレントのライブを特別に催す企業などもあり、こうしたことも投資の「楽しみ」の一つ。こうした企業は株主になりたいと考える人も多く、既存株主は比較的定着度が高いので、その株価も比較的底堅く、値動きも比較的安定しています。

あえて、もう一つ私が注目している業種を上げるとすれば、それは資源・エネルギー関連の企業です。いわゆる「モノの時代」が今後しばらく続くと予想されるなか、限りある資源・エネルギーを扱う企業に対する人々のニーズは今後も高まり続けることでしょう。結果、見込まれる収益拡大の度合いに併せて、株価上昇への期待も高まろうというものです。

さて、今日も前回に引き続いて、皆さんが興味を持つ業種やテーマを教えていただきたいと思っています。また、株を買う予定がない方は、その理由を引き続きお知らせください。宜しくお願いします。

田嶋智太郎
経済アナリスト


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