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今週のテーマ会議番号:1867
東横イン問題について怒りを感じましたか?
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2日目/5日間
働く人の円卓会議
4位
【開催期間】
2006年04月10日より
2006年04月14日まで
円卓会議とは

関根 千佳
プロフィール
講演依頼
このテーマの議長
関根 千佳 ユーディット代表取締役社長
円卓会議議長一覧
みなさん、たくさんの御意見をありがとうございました。この問題に対する社会の反応の大きさを感じました。……
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1日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes NYのおトイレ (コンキン・東京・パートナー有・59歳)
先日、マンハッタンのスタバでトイレを使用しました。男女別表示はなく、広いトイレが2つ並んでいました。ドアの表示に車いすマークはなかったけど、中に入ってみると、実は身障者対応のトイレだったのです。東横インなら、あのトイレをつぶして、客席を増やそうと言うかもしれませんね。日本のことで言えば、身障者用のトイレに、健常者が長い列を作って、車いすのかたが困っていた……と聞きました。すべてのトイレが車イス対応になる日がくるのでしょうか?

yes 障害者用の駐車場 (あきお・東京・パートナー有・32歳)
最近はスーパーにもありますね。ですが、障害者のステッカーが付いている車が停まっているのを見たことがないのです。だから、と言い訳するのではないですが、忙しいときなどは止めてしまいます。企業ももちろんですが、個人個人の意識も高めていく必要があるのかな、と思います。

yes 本音は「よくいる」 (イスタンブール・30代・関東パートナー有・)
確かに怒りを感じる言動でしたが、「こういう人いるよね」というのが本音です。自分がその立場にならなければ他人事、今でも“古い男性社会”のなかだけで生活している方々がいるのも現実だと思います。私自身も自分が体験するまで、妊婦や子ども連れの方の不便さがわかりませんでした。見ていても意識として目に入っていませんでした。あらゆる立場の人に優しい施設づくり、街づくりは永遠のテーマのように感じます。

yes 「他人事」の意識に問題あり (Kylin・大阪・パートナー有・46歳)
東横インの違法建築問題は、結局のところ“当事者意識・他人への思いやりの欠如”ということに尽きると思います。「もし、社長自身が身体障害者だったなら、あの発想自体出て来ないはず」、「バリア・フリーの実現に身を砕いている人の意識まで、気が回ってない」、「ホテル業界全体への影響まで読めていない」……という3つにことを感じました。私は設計者ですから、「予算」の元に改善案が外されていく現場をたくさん知っています。なおさら“やるせなさ”を感じています。

no 洋室だけでも結構便利です (くわん)
家族に障害者がいますが、不便で障害者を受け入れてくれないのは旅館の方です。このニュースを聞いたときはホテルよりも旅館をどうにかしてと思いました。日本では障害者に対する対策は、宿泊施設や交通機関にだけ押し付けている感じがします。オランダに旅行したとき、車いすを押していると、地元の方が「手伝いましょうか」ってよく声を掛けてくれました。ユニバーサルデザインの導入だけでなく、「困っている人を助ける」気持ちも忘れないでいたいです。

no 感覚が麻痺? (yoggi・東京・パートナー有・35歳)
特に怒りという感覚はなく、「あぁ、ばかな大人っているんだなぁ」くらいでした。結局、利益を求めると人間はすごいずる賢くなるものなんだと言うことを感じたくらいでした。障害者の方への配慮があるホテル基準があるということも、あのニュースで知ったくらい、認識として浸透もしていないのが現状ではないでしょうか。ユニバーサルデザインという言葉も……。知っていて当たり前と思われる言葉が、実は全然知られていないということではないでしょうか?
2日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
社内の多様性と顧客満足度
みなさん、たくさんの御意見をありがとうございました。この問題に対する社会の反応の大きさを感じました。

企業として、経営者としてのモラルについてのコメントは、利益優先と社会貢献との兼ね合いというものもありました。しかし、私は、法令順守というのは、当たり前のことであって、それ以上にホスピタリティを向上させた場合にこそ、社会貢献と呼べるのだと思っています。多様なお客様に来ていただいて、満足していただいてこそ、ホテルとしての最初のミッションが果たせるのであって、利益はそこから生まれるのだと思います。

ホテルや公共機関のバリアフリーは、アメリカではADA(障害を持つアメリカ人法)で明確に私企業についても一切の差別をしてはならないと定められています。イギリスやオーストラリアも同様の法律を持っています。これは権利法なので、企業側は法令の遵守義務があり、もし法令違反があれば、市民の側から提訴できます。日本のハートビル法などは権利法ではないので、建築許可を出した自治体などからしか提訴できません。よくあるADAの笑い話? ではこんなのもありますよ。

ある車椅子の方がホテルに泊まろうとしたらドアが通れなかった。ホテル側は、「ちょっと待っていてください」といって、大工さんを呼び、壁を壊して大きなドアに取り替えた! 「大変お待たせいたしました。どうぞお使いください」

アメリカでは人口の2割、5,200万人が障害者と考えられているので、大事なお客様なのですね。日本では障害者は人口の5%しか認定されていないので、視野に入りにくいのだと思います。でも、イギリスのように、50歳以上という概念で考えると、日本でも成人人口の50%が50代を超えているのだから、市場としては無視できないはずなんですけどね。

でも、あの社長さん、自分は絶対トシをとらないつもりなのかしら? 家族はそこを使うことは未来永劫ないのかしら??? 日本の人口構成が次第に高齢化しているのに、いつまでも若い人だけを対象にしていて、危機感はなかったのかしら? とも思います。

この会社は、女性従業員の活用でも有名な会社でした。その意味では大変残念な事態です。ただ、私が不思議に思うのは、その女性従業員たちが、この違法な改造になぜ反対をしなかったかということです。現場を本当にまかされていたのだろうか? 違法改造に反論できない雰囲気だったのではないだろうかと、いろいろ考えてしまいます。そして、産休や介護休職はごく普通にとれる環境だったのでしょうか? またこの企業の障害者雇用率はちゃんと1.8%をクリアしていたのでしょうか? もし多様なニーズをもつ当事者が社員にいてきちんと意見が言える環境にあれば、この社長の発想はありえないと思うのですが。

日本の企業の中で、ごく普通に妊産婦がいて、車椅子ユーザーや視覚障害を持つ社員がいて、ときどきリタイアーが悠然と会社に来て新人に話をしている、といった風景を見ることができるといいのにと思います。「会社」が、ごく一部だけの構成員を集めたものではなくて、本来の多様性をもつ「社会」を体現するものでなければ、多くの顧客の満足も得られないと思います。

記者会見でも、誰かが社長の発言を止める役割を持つべきだったのに、広報部門の危機管理ができていなかったのかもしれません。社内の多様性や危機管理の点でも、考えることが多いですね。みなさんはどう思いましたか?

関根 千佳
ユーディット代表取締役社長
関根 千佳


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