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今週のテーマ会議番号:1836
学校での「宗教文化教育」は、必要?
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3日目/5日間
働く人の円卓会議
3位
【開催期間】
2006年03月06日より
2006年03月10日まで
円卓会議とは

井上順孝
プロフィール
講演依頼
このテーマの議長
井上順孝 國學院大学教授
円卓会議議長一覧
宗教がもたらす深刻さをニュースで知ることが多いので、宗教を学んで何になるのかという疑問も生まれるよう……
議長コメントを全文読む
2日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 判断できる力が必要 (春菜・埼玉・パートナー無・33歳)
宗教教育は布教ではなく、宗教とは何なのか、なぜあるかなど、良し悪しに関わらず、人間の基盤となっている文化を理解するためのものだと思います。正しい宗教教育をしていくためには、宗教の知識を与えることにとどまらず、また宗教の範囲にとどまらず、自ら考え、価値基準を作り、判断する力を身に付ける教育がなされていることが必須だと考えています。

yes 哲学と同様 (こばまり・オーストラリア・パートナー有・41歳)
オーストラリアNSW州の高校には、「スタディーズ・オブ・レリジョン」という科目があります。一般には選択科目ですが、子どもが通うキリスト教系の私学でも、イスラムや仏教についてもかなり詳しく学ぶようです。信仰の対象としての宗教と、文化・哲学としての宗教は切り離して考え、後者は日本の学校でもどんどん取り上げるべきだと思います。

yes まずは大人から (マホミ・神奈川・パートナー有・26歳)
かつては生活を通して、大人が子どもに自然と地域の宗教や文化を教えていたのでしょう。でも核家族化が進み、現代化も進んで、風習や文化を継承する流れが途絶えてしまった……それが今だと思います。大人自身が自国の、または地元の文化を見つめることから始めないといけないと思います。子どもに教育しようとする前に、です。

yes 宗教の科目を設ける (ブーゲンビリア・アメリカ・パートナー無・23歳)
宗教は世界中に存在し、また人々に深い影響を与えています。学校で宗教を学ぶことは、世界の情勢に通じるため、またいろいろな価値観を学び、人間への理解を深めるのに大変意義のあることだと思います。個人的には一つの科目として設けても十分なくらいの質も量もあると思いますが、内容が一定の宗教に偏らない工夫や、検定も重要になるのではないでしょうか。

yes それぞれの宗教を理解する教育 (youyouchan・千葉・パートナー無・29歳)
私はどの宗教であれ、正しいものであれば入り口は違っても本質は違わないと考えています。確かに宗教ごとに形はさまざまで、その違いを受け入れることも重要でえあると思います。学校教育においては、公平な立場でそれぞれの宗教家を招き、子どもたちが直接お話を聞いたり体験することが可能ではないでしょうか。

no 宗教と教育 (琴祐・神奈川・パートナー有・34歳)
Yesの割合が多くて正直驚いています。その教育の意図はどこにあるのでしょうか? 今、欧州で起きていることを仲裁するために、学ぼうというのでしょうか? ちょうど養老孟司氏の『無思想の発見』という本を読んだ後だから感じるのですが、日本の「宗教文化」が前提としているもの(それは、仏教思想に根付いたものですが、それすら意識していないこと)を理解したうえでないと、無理だと思います。そういう観点から学ぶのは、ありかと思います。
3日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
学ばなかったらどうなる? 学ぶには何をモデルにする?
宗教がもたらす深刻さをニュースで知ることが多いので、宗教を学んで何になるのかという疑問も生まれるようです。確かに宗教がもたらす対立の激しさ、根深さは、学校での学びなど、無力ではないかと思わせもします。

では逆の方向から考えたらどうなるでしょう。宗教文化についての学びをいっさい放棄したらどうなるかです。ある宗教を信じている人は、その宗教の信仰が深まればそれでいい、他の宗教について知る必要はないという立場になるでしょう。また宗教を信じていない人は、どの宗教についても理解を深める必要はないという立場になるでしょう。

日本では宗教を信じていると自覚している人が2〜3割です。しかし、世界全体でみれば、その数値は5割以上になるとされています。そして、宗教による考え方、習俗等の違いは、日常の生活のさまざまな場面に顔を出します。

たとえば土曜日、日曜日に遊びに出かけるよりも、教会に行くことを選ぶ人が多い国があります。ダイエット目的ではないベジタリアンは、インドなどにはたくさんいます。宗教文化についての学びを敬遠した場合とそうでない場合、それぞれにおいて、日本の若者の10年後、20年後の世界の人々とのつきあいは、どんな特徴をもってくるでしょうか。

宗教文化教育に近いものとして、「宗教学習」という考え方が、アメリカやオーストラリアにはありますが、それに言及した人もありました。ただ、キリスト教が社会の基盤になっている国と、日本のように何が主流の宗教文化なのか、日本人自身があまり把握していない国とでは、宗教文化の学び方も同じようにはいかないでしょう。とすれば、信仰の部分は切り離し、哲学、文化の面を取り入れるというような考えは、なかなか実践的な発想です。

少しずつでも宗教文化教育を取り入れるべきとするなら、今の日本社会で実現可能なアイデアでなければなりません。多くの宗教家を教室に招くというようなアイデアもありましたが、これは現実的かどうかといったことを一つひとつ検討していくことになっていくのではないでしょうか。

井上順孝
國學院大学教授
井上順孝


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■ 「宗教の風刺はどこまで許されるのか」
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