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今週のテーマ

会議番号:1753

金融商品トラブルに遭ったことありますか？

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【開催期間】
2005年11月07日より
2005年11月11日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

高橋伸子　生活経済ジャーナリスト

失敗談はご本人にとっては、1日も早く忘れたいことに違いありません。でも、世のため、人のため、といいま�……

議長コメントを全文読む

2日目までに届いている投稿から...

	断りきれずに… (ラプラス・神奈川・パートナー有・41歳)
保険会社の倒産で、払い込んだ金額の半分以下しか戻ってこなかったことがあります。義母の妹さんなので断れ切れず、保険に加入して2年半で倒産。早いうちだったので、傷は浅かったとはいうものの、育児休暇中で(昔は今ほど手厚くなかった)、お金がないときだったので、辛かったです。

見事に引っかかってしまいました (ポーチカジュニア・愛知・パートナー有・36歳)

昨日のaibeさんと一緒ですが、うちは見事に引っかかりました。日本で1、2を争う大手生命保険会社の更新です。生保レディが掛けかえを勧めたそうです。60歳になっても月に8万円くらいの保険料を払い続けなければならず、それなのに、一生の保証ではなく、70歳か80歳位で保険が切れてしまうのものだったそうです。保険セールスマンが選ぶ「入ってはいけない保険」の堂々1位に輝くような保険に入ってしまっていました。皆さんも早めに見直して安心できる保険に1歳でも若いうちに入り直したほうが良いですよ。

高い授業料に (トランス・東京・33歳)

実は恥ずかしい話ですが、平成電電に引っかかりました。しかも複数口……。高い授業料を払いましたが、これからもっと厳しい目で投資を考える良い機会になりました。ハイリスク・ハイリターンということを理解していたつもりですが、今までの自分の甘さを強く反省し、罠にかからないようにしっかりと堅実に、そして楽しみながら投資していきたいと思っています。

バブル期に…… (ericcarmen・福井・パートナー有・39歳)

今を遡ること10数年前、まだバブル期でみんな浮かれていた頃、顔なじみの証券会社の女性にあなたの損になることはしないから預けてみない？　と言われ、ついボーナスを叩いて預けました。それから2、3年そのままにしておいたところ、その会社が不正をし潰れることに……。その後私が預けた金額の半分も戻ってはきませんでした。それ以来もう2度と株などに投資することはしていませんが、普通に貯金してもタンス貯金しても変わらない今日、再度国債などに投資してみようかと思っています。

怪しい投資話がたくさん (れじ子・香港・パートナー有・33歳)

胡散臭い話には、飛び込まないようにしています。さらに、うまい儲け話にも興味を示さないようにしています。北京に住んでいたとき、本当に怪しい投資話がたくさんありました。たとえば、「僕の知り合いの知り合いが鉱山を持っていて、海外の投資家に売りたいから話を聞いてくれ」など。投資をするのは、ビジョンがしっかり見えるときだけです。自分の詳しい分野にしか手を出さないようにしています。

手を出していないから (animoy2・東京・パートナー無・44歳)

トラブルに遭っていないのは、単に手を出していないだけです。危険性は十二分にあります。金融商品ではありませんが、以前勤務していた会社が倒産した際は、上場株を持ち株会で買い支えたのにもかかわらず、紙くずとなりました。子会社で持ち株会に入れなかったことが幸いしましたが、出向の同僚は、皆泣いていました。

3日目の円卓会議の議論は...

情報を共有し、不正防止を

失敗談はご本人にとっては、1日も早く忘れたいことに違いありません。でも、世のため、人のため、といいますか、忘れたい体験談を出し合って、情報を共有することは、事業者の不正の抑止につながったり、自分自身のうっかりを防止するために、大切なことだと思いませんか。

その意味で体験談をお寄せくださった方には、心より感謝いたします。話題の匿名組合ファンド（平成電電関連）の被害をうけたトランスさん、高い授業料でしたね。とはいえ、大経済新聞にまで広告を打って、破綻寸前まで金集めをしていたのです。新聞社がどうしてその投資のおかしさを見抜けなかったのか、誰もおかしいといわなかったのか、不思議です。私の所属する金融トラブル調整協議会や金融審議会などでも、おかしい、という意見がずっと出ていたのに、金融庁も所管でないということで手を出さず、でした。

animoy2さんは、未上場の持ち株会で被害にあったのですか。新規公開株（IPO）人気に乗じて、未公開株の電話勧誘もふえています。有名大学の同窓会名簿を使い、その大学の仲間にだけ分けているなど、まことしやかにだまそうとします。ericcarmenさんのケースは、担当者も担当者なら、証券会社も証券会社。信用度を見抜くことが大切です。とにかく、うまい話が向こうからやってくることはない、おいしい話には落とし穴、と思うほうがよさそうです。

ポーチカジュニアさんやラプラスさんは、保険のトラブルですね。保険は商品性がとても複雑なものが多く、自分のニーズにあった商品かどうかが見分けにくいです。それに、保険会社の財務諸表は普通の企業の決算書とは違う独特の形式なので、信用リスクを判断しにくいです。目に見えず、手にとれない金融商品を利用するとき、あなたは何を頼りにしていますか？　広告ですか？　パンフレットですか？　目論見書や約款ですか？　担当者ですか？　それとも○○？　引き続き、身近に起きたトラブルなどもお寄せください。

高橋伸子
生活経済ジャーナリスト


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