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神原 弥奈子さん
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お金が回り、血が流れ出すと、変わるんだなって
- 神原
2006年のファイナンスの時に、VCさんに出資いただいています。これまで、自分一人で全部やらなきゃいけないという時期が長かったのですが、「本当は、これは苦手」「これはあまり好きじゃない」っていうものも実は結構あるんです。それを手伝ってくれる人が会社に参加してくれるようになったんですよね。
6年頑張って、意地になってやってきたということと、ファイナンスをしたというのが重なって、いい人が来はじめる。
- 佐々木
来るのね。
- 神原
そうですよね。ファイナンスをすると、今の業績云々じゃなくて、お給料をきちんと払ってもらえるっていう安心感があるみたい。なので、そういう部分でいくと、すごくいい人材が今入ってきていて。
- 佐々木
いいじゃないですか。
- 神原
そう。だから、ファイナンスした事の責任の重さっていう部分と、それによって回りだすもの。お金が回り、血が流れだすと、変わるんだなっていうのを感じます。
人からスタートするのか、サービスからかって言うと、たぶん、うちはサービスが先に来て、人の部分ですごく苦労していたんですが、そこにお金が入って来た。ファイナンスは実は怖くて、びくびくしたんですけど、ちょっとずつのファイナンスだと、お金が流れないんですよ。
- 佐々木
すぐになくなっちゃうわけですからね。
- 神原
なので、「趣味はキャッシュフロー」なんていう時期もあったので、その心配をしなくていいお金が入ることによって、一気に流れ出すというのは、今回初めて経験しましたね。
- 佐々木
だけど、すごくスピーディーだったしね。だから、ファイナンスに忙しかっただろうなと思って。
- 神原
いや、もう、本当にファイナンスに忙しかったですね。
- 佐々木
でも、それで腰が据わったんですね。でも、IPOを目指した瞬間から時には、会社哲学より売り上げを取らなくてはならないことがあると、脅かされることがありますが。
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