ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第99回 神原 弥奈子さん

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神原 弥奈子さん
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徹底して啓蒙する
- 佐々木
次なるサービスは、何を考えているんですか? ニュースリリースとして、ずっとイー・ウーマンに載るから(笑)。
- 神原
そうなんですよ。すごく大事なんですけど、やっぱり、今やっている事を徹底して啓蒙することなんです。今のサービスは、時代の1年半先取りのつもりが、6年もか掛かっているわけです。
- 佐々木
私も同じ。ちょっと先を読んでいると思っても、最近やっと皆が理解してくれるようになった感じです(笑)。
- 神原
私も、私の半歩先が5年だったりする可能性があるので、あまり迂闊に言えないなって。最近、その辺は、すごく大人になりました。その点でも、今のサービスを使ってくださっている方々の中から、たくさんヒントをもらっています。
今までは、どちらかと言うと、ビジョナリーカンパニーっていうか、サービス・ドリブンのビジョンを、こっちが出して、「分かるようになってくださいね」と時代の流れを待っていたところがあったんです。
今度は、8,000万人いるインターネットユーザーに対して、サービスの利用企業が何百社といて、そういう方々と一緒にコラボレーションをしながら、次のサービスって作りたいんです。
今までは、もう、不安でしたよ。「本当にこれを受け入れてもらえるのかな」とか、振り返りながらやっていたので。でもこれからは、また違う商品やサービスの作り方をしてみたいな、という思いがあります。
- 佐々木
経営者として、ファイナンスの過程で、大きくなったわけですね。
- 神原
そうですね。そうであってほしいな。どうでしょう。
- 佐々木
私は、お話を伺っていて、今までも素敵だと思っていたけど、今日もまた、さらに素敵だと思って聞いていました。何が、経営者としての自分を大きくさせたと思いますか?
- 神原
自分の分からない数字のお金をお預かりさせていただいているわけですよね。そうすると、そこに対して最大限ベストを尽くすことは、一人でやる事じゃないなと、すごく思いましたね。なので、自分のできる事とできない事をオープンにすることによって、人が集まってくる。
これまでは、やっぱり肩に力が入っていたと思うんですよ。格好をつけたかったし、インターネットをずっとやってきたっていう自負の部分もあったし。でも、そこの部分で、「ここ、苦手なんです。誰か助けてください」とか、「ここの部分、この人に支えられているんですよ」みたいなことも、ちゃんと言えるようになった。
基本的に情報をオープンにする事によって、やっぱりいい回転って来るんですよね。これが、インターネットかな、と(笑)。
- 佐々木
すばらしい。ありがとうございました。何か、言っておきたい事とかありますか?
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