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高橋 伸子さん
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仕事は楽しくやらなくちゃ
- 高橋
すみませんね(笑)。働き盛りのイー・ウーマンの人達には申し訳ないというか、すぐにお役に立てることはなさそうな話ばかりで。
- 佐々木
そんな、突き放したような事、おっしゃらないで(笑)、また登場してくださいね。
- 高橋
はい。ワンジェネレーションが終わり、振り出しに戻ったので、20代ぐらいの気分でやり直すのもいいかもしれませんね(笑)。
- 佐々木
何か、とても楽しそうでいいなあ。
- 高橋
仕事は楽しくやらなくちゃ。苦しいのは嫌いだから、とにかく仕事でも何でも楽しくやりたいと思っています。
- 佐々木
勉強の時間がないっていうのが、私にとっては一番の苦痛ですね。審議会などは山ほどの資料を送ってきてくれるのですが。
- 高橋
そうですね。私は、佐々木さんの年齢の頃は審議会委員は1つしか引き受けていなかったです。今は委員会や協議会、懇談会など2桁に迫りますが。
- 佐々木
だから、私が今やっている事がおかしいと思っているんですよね。
- 高橋
いえいえ、審議会が若返りを求めているんです。それと女性比率を高めようとしているのに、引き受けられる若手が少ない。若い人は日本株式会社の社外取締役、とジョークもいえず、参画そのものに緊張感が伴いますから。会議はほとんどが公開で、議事録も実名入りで公開されますし。
- 佐々木
確かに、それはありますね。
- 高橋
10年前はどこでも紅一点、みたいな時代でした。40歳過ぎなければ、一人前だと認められていなかったと思うんですよ。
- 佐々木
女の人だと、もっと上かもしれませんよね。だから私も、今行かせていただいていて、きっと今は「お前、こういうところで場を踏んどけ」と、「勉強しておけ」と言われているような感じがしています。さまざまなテーマを与えられて。
- 高橋
私もそうでした。今でも新たに参加する審議会に入るときは、「3カ月、ひょっとすると1年、使い物にならないかもしれませんが、よろしくお願いします」っていうところから始めます。関心があるテーマだったら、長い目でお役に立てばいいんですよ(笑)。発言の場を確保することは大切です。
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