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写真家・ジャーナリスト(医学ジャーナリスト協会会員)
伊藤 隼也さん
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医療のグッド・プラクティス
- 佐々木
困ったもんだと思うんだけど、今いろいろと悪いものを表面化させるというか、公開するというようなお仕事もひとつのジャーナリズムだけれども、もう一方で、良い試みをしている病院やドクターを紹介するっていうのも、積極的にされていると思うんですよね。いくつか教えてください。
- 伊藤
簡単に言えば、情報開示を積極的にしているとか、よく企業なんかでもCSをすごく一生懸命にやっている、単なる満足度じゃなくて大切なのは本質的な満足ですよね。
最近一部の医療機関では「患者さん」を「患者様」と呼ぶなんて話がありますが。それなら、僕たちは「お医者様」と呼んでるんだから、「患者様」と呼ぶんだったら「お患者様」と呼べと(笑)。前後に敬語をつける。「様」とつければ患者を大切にしていると勘違いしてる。それくらい彼らってセンスがずれているんです。
- 佐々木
そうじゃなくて、まず情報開示をしている病院。企業でも今はCSRの時代。360度会社を見せるという姿勢が、支持されます。
- 伊藤
基本的に僕はコミュニケーションと情報開示、それらがやっぱり医療にとって最も必要ですよね。だって、医療だってサービス業じゃないですか。コミュニケーションサービスをやってるわけだから、少なくともコミュニケーションは取れないと、お医者さんと自分の病気について何も対話が成立しないじゃないですか。
12/23
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