ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第43回 菅原真樹さん

43 |
フリーダイビングトレーナー・アプネアフォトグラファー
菅原真樹さん
|
|
|
無意識な呼吸に、意識をあてる
- 菅原
そうですね。呼吸っていうのは、人間が、最も行っている行為だと思うんですね。
- 佐々木
たしかに誰でもしている。誰もが一日中しているものです。
- 菅原
そうですね、赤ちゃんが生まれながらに。ですから、それを意識していくことがとても大切だと思うんです。呼吸していることに気づいていない人が多いことが分かったのですね。非常に単純なことで、自分がやっていることなんだけれども、それをきちんと意識できていない方が多い。私もそうでした。
ですから、それをこう、どんどん自分の中でクリエイトしていくことに一番重きを置いているわけです。
その結果として、という7分。時間的な感覚も、私にとっては排除したいものなんですね、実は。何分っていう「分」が、自分の壁を作ってしまっているのではないかって、息を止めるっていう感覚も意識も私の中にはないので、あえて言えば体内呼吸をすると言っているんですね。
で、そうやっていくとあらゆる生物とコンタクトすることもできるようになる。人にそれを説明すると、非常に分かりにくいことだと思うんですけれども、たとえばコマーシャルを見たり、好きな番組を見たりしていると、あっという間に1時間とか30秒とか、過ぎますよね。
- 佐々木
そうです! 私も時々、実は一人一人にとって、時間の進み方は科学で証明できない何かで違っているんではないか、と思うことがあるんですけれど。
- 菅原
なるほど。面白いですね。
- 佐々木
そうすると、何分息を止めているかとか、何メートルだったかという記録のためにしているのではない、ということですね。
- 菅原
はい。呼吸を意識する、ということなんです。
5/25
|
 |
|
|