ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第38回 山口容子さん

38 |
アナウンサー・ビジネスコミュニケーショントレーナー
山口容子さん
|
|
|
有限会社を設立しました
- 佐々木
フリーランスから、今度は会社を作られましたよね?
- 山口
そこでもまた、あなたが絡んでくるのよ。
- 佐々木
えっ、また、わたし? 何で?
- 山口
イー・ウーマンにしても、国際女性ビジネス会議にしても、こちらのネットワークで知り合った女性たちって起業家が多いでしょ? そういう方々と会うたびに、「あら山口さん、あなた、まだフリーランスなの?」って。
- 佐々木
言われるんですか? それ、わたしのせいじゃない。わたし、そんなこと言ったことないでしょ?
- 山口
でね、去年の夏の前かな、同じ日に3人くらいに「まだ会社にしてないの?」って言われた時に、「ああ、これはもう、そうする時期だな」って思ってね、有限会社設立の準備を始めたら……。
- 佐々木
そこでわたしが、
- 山口
そこから先は、覚えてるでしょ?
- 佐々木
ハイ、覚えてます(笑)。
- 山口
「何で有限会社なの? 株式にしなさいよ」って言ったのよ!
- 佐々木
ひゃっひゃっひゃっ(笑)。だって今、資本金1円でできるんだから。
- 山口
やっとね、自分でひとつのハードルを超えたと、あなたに報告をしようと思ったのに、「もう、株式ですかあ?」って(笑)。
- 佐々木
そうよねえ、褒めてあげなきゃいけないのにねえ(笑)。なんて失礼なことを!
- 山口
でも、次はそこだなって。
- 佐々木
振り返ると、5年に1回くらい失礼なこと言ってますよね。
- 山口
いやもう、いい意味でのハードルです。「あなたの次の目標はここよ」って、目の前にニンジンをぶら下げていただいてます(笑)。
- 佐々木
じゃあ、株式会社になる日も近い、ということね。
- 山口
いや、それは……本当に、次々と大きい目標をありがとうございます(笑)。
- 佐々木
とんでもございません(苦笑)。
会社にしたっていうのは、また一歩、広げていこうという意思があって?
- 山口
ゆくゆくはね。まずは、形にした、と。実はそこに至るまでが、面白かったのよ。たとえば登記なんて、10万か15万円くらいで専門家にやってもらえるけど、自分でやったればこそよね! 公証人役場なんて、こんなことでもなければ行かないでしょう?
でもね、悲しいこともありました。大手の広告代理店を通して何年か続けているお仕事で、「今年は会社にしましたので、会社での扱いにしたいのですが」と言ったら、「会社の登録が必要です」と言われたの。
年商いくらとか、従業員が何人とか、そんなのはいいんだけれど、「会社のパンフレットはありますか?」って聞かれたから、「すみません、まだ作ってないんです」って言ったら、「刷り物がないと、会社登録ができません」って!
- 佐々木
変! あ、でもそれ、広告代理店だからでしょ? そういった媒体作る仕事だし。
- 山口
そうなの? まあ結局、今回は個人としての扱いで。
会社っていうのは、作っただけじゃ半人前ということを、何週間か前にしみじみと感じましたよ。
最近は、出納帳っていうソフトを導入して、毎日一生懸命記帳してます。今までは、川崎の青色申告会のお兄さんにお願いしていたんだけれども、税理士さんと相談しながら帳簿もつけるように。やっぱり会社にしている以上は、お金のことはキッチリやりたいから。
- 佐々木
そうだ、えらい。
- 山口
まだまだです。だって入力始めて、まだ何日かしか経ってないもん(笑)。
- 佐々木
それでもいいんです!
15/20
|
 |
|
|