ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第34回 久司 道夫さん

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久司 道夫さん
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代替医学としての食 :
- 久司
患者さんがイタリア人だったんですよ。
- 佐々木
先生は日常の食生活を指導するだけではなくて、具合が悪くなった時にもアドバイスされるのですか?
- 久司
みんなそれで来るんですよ。
- 佐々木
そうか。みなさん、具合が悪くなったときに初めて食の大切さに気が付いて。
- 久司
はい。代替医学っていうのがあるでしょ。ハリ・灸だとか、ヨガだとか、電磁波療法、気功というのが代替医学に入るんですよね。近代医学というのがどんどん信頼を失ってきているんですよね。近代医学だけに頼る患者さんが少なくなってきた。現代ね、アメリカでは53%が代替医学に頼る。
- 佐々木
アメリカで53%ですか! それは普通の西洋医学の病院に行った方が、2番目のチョイスとしてですか?
- 久司
病院に行ってから行く人もいるし、行かないで初めからの人もいる。代替医療を求めた人の中で大体3分の2が食物を変えようとするんです。ところがお医者さんは食の指導ができないでしょ。そのさらに3分の2の、約60%の人が、マクロビオティックを始める。がんが治ったり、リュウマチが治ったり、糖尿病が治ったりする方がたくさんおられるから。
- 佐々木
それはアメリカの代替医療のドクターが、久司先生を推薦されるということですか?
- 久司
そう。みんな知ってます。
- 佐々木
「先生、助けてください」と訪ねてくると、先生がレシピを書かれたリするのですか?
- 久司
書きはしませんが、ちゃんと言います。そしてそれをちゃんと実行してもらえば。ちゃんと実行しているかどうかを見るために、3カ月に1回ぐらい会わなきゃいけないですけど。ともかく、よく実行してくれれば、たいがい良くなります。
でもその間にね、浮気をしちゃったりする人が多い。「あれがいい」「これがいい」だとか、親切なお医者さんに「そんなことをやってちゃ駄目だ、医療をやらなくては駄目だ」とか言われて。でも、いろいろ混ぜてしまっては良くなりませんよ。
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