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川村秀樹さん
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米国ロビイスト情報の活用
- 佐々木
ところで、20代は英会話学校でアルバイト。30歳で広報専門会社アイピーアールに入社。その後は、広報専門のヒル・アンド・ノウルトン社で社長まで上り詰められたんですよね! 今アルバイトをしている20代にとって、期待のハッピーストーリーに聞こえる。そこのところをぜひ伺っていきたいんですけれども。なぜ英会話から広報へ?
- 川村
6年もやっていると英会話を教えることにマンネリを覚えました。それで、4社か5社、会社を受けたんですが、当時は中途採用なんてなかなかなくて。アイピーアール社も、さっぱり仕事内容がわからずに受けましたね(笑)。「海外のクライアントを対象にPRを担当」などと書いてあったんですが、「ピーアールってなんだろう?」「広報業務って一体何?」って。
- 佐々木
たしかに、広告と広報の差があまり知られてない時代だったかもしれませんね。わたしも大学を出たときに「広報をさせてもらえるなら入社したいです」などと、広告との違いとわからずに入社試験で言ったことを思い出しました(笑)。それで広報専門企業に入社されて、まずどんな仕事を担当されたのですか?
- 川村
最初半年ぐらいは、いわゆる広報一般の仕事をしていたんですが、半年を過ぎたあたりから、当時一番大きなお得意先の某通信会社担当のグループに入れられました。そのグループでは、日米貿易摩擦問題が主でした。
ワシントンのロビイストを使っていろんな情報を取ってきて、10社ぐらいの日本の企業に米国議会ではどういう証言が行われているとかというのを毎日出すわけですよね。毎朝会社に行くと、当時はファックスが数十枚、時には3けたにも及ぶ枚数が入ってきているわけで、それを翻訳して、まとめて、出していました。
- 佐々木
ロビイストは一人?
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