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鳥越俊太郎さん
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イラクを訪れて本当によかった
- 鳥越
いやあ、15分ぐらいですよ、テレビを見ながらね。僕が一番駄目なところは、じっとしていられないところなんです。お風呂に入っている時も本を読んだり、トイレでも新聞読んだり……。ぼんやりとできない性格なんです。
- 佐々木
いやあ、早朝の腹筋300回とは驚きました。お忙しいと思いますが、今度はまた、ewomanサーベイにもご出演ください。元気でイラクへ行っていらしてください。
- 鳥越
ありがとうございます。
- 佐々木
今日はどうもありがとうございました。
【追伸】 ご帰国後、以下のメッセージをいただきました。
みなさんへ
わたしは、この対談を終えた数日後、10日間余りイラクを取材してきました。
イラク行きが決まった時、出発前の一週間の間に、あちこちから食事の誘いがきました。普段の海外取材の時にはないことなので、「俺、そんなに危ないところに行くのかな」と思ったほどでした。
今、イラクは危険、と思っていらっしゃる方も多いと思いますが、実は危険なのはごく一部、イラク全体の1、2割ぐらいの地域なんです。わたしも現地にいる間、まったく危ない目には遭いませんでした。もちろん、爆弾や銃、戦車はそこらじゅうにあるのですが。
ただ、サダム・フセイン政権崩壊後は、治安の悪化が収まらないため、日が暮れてからは外出せず、朝ホテルを出て夕方には帰って来ている、という毎日を送っておりました。
現在サマワでの失業率は65%といわれています。日本の自衛隊がやって来ることによって、仕事がもらえるのではないかという、現地の人たちの大きな期待を実感しました。そんなこともあって、現地の人たちは日本人に対して非常にいい印象を持ってくれているようです。それだけに、期待外れに終わらないかなと、正直なところ、少し気がかりではあります。
イラクには今回初めて訪れたのですが、「豊かな国だなあ」というのが率直な感想。もともとメソポタミア文明が栄えた土地、チグリス、ユーフラテス、二つの大河にはさまれた地域だけに、水分を多く含み緑が豊かなんですよね。それに石油も出ますから。
町の人たちは、大人も子どももごく普通に暮らしています。そして日本と同じように、女性も普通に働いています。
とにかく、今回、訪れて本当によかった。現地に行かなければ決してわからなかったであろうイラクの側面を見ることができたと思っています。
鳥越俊太郎
対談を終えて
イラク取材に出発される直前にお時間いただくことになり、恐縮しました。対談中も、食事会の電話がいっぱい。「イラクに行くと言ったら、その前に食事をってみんなに言われて。何か、ヘンな感じなんだよねえ」とちょっと落ち着かない感じの鳥越さん。とはいえ、わたしが番組でご一緒したころからまったくお変わりなく、いつも冷静に現実を見つめ、客観的で、挑戦的で、笑顔を絶やさない。本当に勉強になります。鳥越さんのゆったりとした魅力は、どこから来るのだろうか?ということについてはまたいつかお伺いしたいと思いました。無事にイラクから帰国され、ご家族もホッとされているでしょう。これからもご健康とご活躍、お祈りしています。ありがとうございました。(佐々木かをり)
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