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吉田和正さん
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仕事を真剣にやり始めれば、次のチャレンジもしたくなります
佐々木
でも、そんな偶然の出会いから始まったインテルでの仕事を続けて、結局、今は社長でいらっしゃるわけです。アメリカのベンチャー企業としては長い勤続年数になるんですか。
吉田
長いかもしれません。
佐々木
仕事を始めてからは、どこかで「社長になりたい」とか、「もっと上に行きたい」と考える機会があったんでしょうか。
吉田
やっぱり仕事を真剣にやり始めれば、次のチャレンジもしたくなります。もっと力をつけたいっていうこともありますね。まず最初に、マネージャーっていうポジションは、グループをマネージしますから、「早くマネージャーになってみたい」って気持ちがありました。
アメリカはそれこそWhat’s your value-added?とか、もう何か、自分がただいるんじゃなくて、何らかの付加価値を常に提供していなければならないという雰囲気が自然にあると思うんです。インテルもそこがすごく強いので、要は入社した瞬間から「お前は何ができるんだ」というのをしょっちゅう耳にしたわけですね。
最初は、日本の怒っているお客さんたちの話をしっかりと聞いて、求めているものを一生懸命探し出したり、情報を提供したりする。それが、お客さんからしてみれば、「よくやった、ありがとう」ですし、社内からしてみれば「よくやった」と言うことかもしれません。ですが、やっぱり仕事しているうちに「自分の付加価値は何だろう」と考え始める訳ですね。
あることをすればその仕事はできるようになりますから、そうすると今度は「それだけなのかな」「もっと何かできることがあるのかな」っていう風に、常に思い続けるカルチャーがあるんですね。だから僕もやっぱり自然に次は何ができるのだろうかと。
それと、インテルには「One-On-One」というカルチャーがあって、必ず自分のスーパーバイザーだとかマネージャーと定期的に話をして、入社のころからキャリア・デブロップメントをきちんと考えていきます。それから査定のプロセスもすごくしっかりしているのです。
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