ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第14回 高樹沙耶さん

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高樹沙耶さん
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結婚を解消しよう、と思った
- 佐々木
結婚されたのは、おいくつの時ですか?
- 高樹
33歳の時だったかな。
- 佐々木
現在のような暮らしをしようと思われたのは?
- 高樹
35、6歳のころに、まず、今まで自分のことしか考えて生きてこなかったなと気付いたんですよね。やっぱり都会に生きていたら、いきなりアボリジニの生活はできないですよ。
- 佐々木
それがどんなに気持ちのいいことでもね。
- 高樹
じゃあ、その中で自分ができることはなんだろうと考えていくうちに、女性の役割である母親になって、家庭という小さな単位から、愛を育んでいくことに挑戦してみようと思ったんですね。たまたまそこにいたのが、前の夫だったんですけど、彼はまだ、そういう考えを持ってはいなかったんです。
そういった違いをお互いに理解し合って切磋琢磨するのが結婚というものなのかもしれない。でも、あまりにも違いすぎる人たちが寄り添う必要があるんだろうか、と思ったんです。それは結局、お互いの才能を殺し合うことになるんじゃないかなって。だから、わたしたちは結婚を解消したんです。
- 佐々木
彼は、そういった考えを理解しなかった?
- 高樹
一生懸命合わせようとはしてくれたんですけど、それが本当にやりたいことではなかった。
結婚って、女性にとってすごく大きな出来事ですよね。自分の人生を預けてしまうわけですから。でも、「どうやら違うぞ、わたしという人間はこういうことをするために生きているのではないんだ」と、本当に肌で実感して、オリヴィアさんみたいな生き方をしたいと思い始めたんです。
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