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ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第129回 伊勢崎賢治さん

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129
東京外国語大学大学院教授
伊勢崎賢治さん

問題のマグニチュードが小さいということを理解しなきゃいけないんです

佐々木

和解の話し合い、対話。

伊勢崎

北朝鮮の金正日体制と対話するって、和解するって、日本人にとってどういうことか? これについては我々は当事者だから、タリバンの問題も等身大で考えられるはずなんですがね。そうすると、敵との和解なんて、すごい葛藤だって分かるはずなんですけどね。

佐々木

先日、コリアンレポートの辺(ピョン)さんがイー・ウーマンユニバーシティで講座をされたのですが、彼の話によると、北朝鮮の視点では、オバマさんは対話をしてくれるし、基本的にアメリカとは交渉する。すでにいろいろ交渉して、ニューヨーク・フィルまで来たりと対話ができる関係が少しはある。だが日本は違う。何が何でも拉致が解決しなかったら話もしないぞ、お金も出さないぞとやっている。実は世界166カ国のうちの、かなりの国は北朝鮮と外交関係があるし、国際社会は、北朝鮮の地下に埋蔵されている天然資源に目をつけ、もうビジネスもしているのに、日本だけは、違う。本当は僕達は、対話をしてほしいんだ、って、金正日氏になりきって話をされました。

伊勢崎

それは見たかったですね。

佐々木

私も、ぜひ先生とディスカッションしてほしかったのですが、そういうのを聞かれると、先生はどうですか?

伊勢崎

拉致問題は本当に我々にとって大問題で、僕も、もしあれが自分の身に起こったらと考えるだけで身が裂けるような思いがします。本当にこの問題を語るときには襟をただしたい。でも一方で、敢えてこの問題を日本の外から見ると、やっぱり百何人の犠牲の問題としか映らないんですよ、拉致問題って。それでも日本は外交戦略上、国際的な強いコンセンサスを得て、北朝鮮を追い詰めて行かなければならない。でも、はやり国際問題としてマグニチュードが小さいということを理解しなきゃ、戦略にならない。世界には、国際外交の矛盾が十万人単位の人間の命を奪うもっと大きな問題がいっぱいあるわけだから。それを理解した上で戦略を立てないと解決はできない、なんていい加減なことは言えないけど、少なくとも、そうしないと国際社会の強い関心の喚起を長期的に維持できません。しかし、今の流れは戦略とはほど遠い方向に行っていると言わざるを得ません。何だか知らないけど、国権の侵害とか、愛国精神や国粋主義を鼓舞したいみたいなことばかり目立って…。こういう姿勢は国際社会では絶対に受けません。理解されません。

佐々木

論理的じゃない、ということですね。

伊勢崎

憎さ余って人道援助まで止めようとしているでしょ? あれはやらないですよ、普通。悪政の首脳部を痛めつける制裁を限定してする努力をするんですけど。

佐々木

経済制裁はするけど、人道援助はする。

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