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伊勢崎賢治さん
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僕は一言も言っていないんですよね
- 佐々木
本当に、お忙しい中ありがとうございます。先日はイー・ウーマンの円卓会議にご登場いただきありがとうございました。何か他のサイトとの違いや面白さなど、ありましたか。
- 伊勢崎
投稿される皆さんのコメントには非常に責任がある。言いっぱなしではないというような、責任感を感じました。そういう意味で新鮮でしたね。インターネット上では、僕も発言を巡っていろいろ書かれることがあるんですけど、それとは明らかに違って、いい意味で本当にサウンドボードになる形ですね。
- 佐々木
私達、”I statement”で語るということをルールにしているので、「皆、そうじゃないか」とか「こうしなきゃダメ」とか「お前は何とかだ」っていうことではなくて、「私はこう思う」ということを、まずは表明する訓練をしているんです。その点はどうですか?
- 伊勢崎
そういう感じがしますね。僕も気をつけなきゃいけないと思います。たまにテレビに出ることがあるんだけど、僕も、「国民は怒っているだろう」とか、そういう調子で発言をしてしまって。別に僕が国民を代表しているわけではないんですけど。
- 佐々木
そうなんですよね。「女の人は皆怒っていると思いますよ」とかいう発言を聞くと、「別に私は怒っていないけど」って、私などは思ったりするので、まずは、自分のことを話すというところから始めようという、そんな場所がイー・ウーマンです。これからも、円卓会議にぜひご登場ください。
ところで先生は、「ブッシュ政権が倒れたら、アフガニスタンとタリバンが和解するだろう」というコメントを言われたとか、と読んだんですが。
- 伊勢崎
僕は一言も言っていないんですよね、それ。ウィキペディアか何かでそういうふうに書いてあるって言われたことがありますけど。
- 佐々木
はい、ウィキペディアで読みました。
- 伊勢崎
でしょ? 嘘ですよ、これ。
- 佐々木
全部嘘ですか!?
- 伊勢崎
国会に、革ジャンにノータイとか。そんな失礼なこと、しませんよ。国会に。いくらなんでもねえ。ネクタイはしませんでしたけど、ちゃんとジャケットで行きましたよ。タリバンとの和解については、それに近い発言をしましたが、「敵との和解は戦争の末路かも知れないけれど大変な犠牲を伴う」っていうことを言っているんですよ。
- 佐々木
そうなんですね。お伺いしたかったのは、今回、オバマ新大統領に決定したことで、世界情勢とか、紛争状態が、どのように変化していくのか、ということです。
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