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織作 峰子さん
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観音様が、見えるんです
- 織作
これは、パリ展の時のカタログなんですが、「ディメンションズ、雪の世界の表現」というものです。ゴーンさんもメッセージを寄せてくださいました。
- 佐々木
うわーっ、きれい。
- 織作
これが、「禅だ」って言われた、溶けかかる瞬間のはかなさを捉えたものです。これは、なぜ、私がこういう世界に入ったのか、という話をしています。これはダンス、踊っているような。それで、これが桜なんですけど、2ヵ所でお見せしました。
- 佐々木
すごく素敵。
- 織作
横2m40cm、縦90cmくらいの大きな作品なんです。大きくしたら分かるのですが、ここに観音様が、見えるんです。ここに。本だと小さいからわかりにくいですよね。
- 佐々木
これですか?
- 織作
そうです。丸の内オアゾの5階に、小松庵というおいしいおそば屋さんがあるんです。そちらにこの作品が飾られているんです。機会があったら是非いらして見てください。
- 佐々木
見ます。この写真は、1枚じゃなくて、組みあわせて作ったとおっしゃいましたよね。
- 織作
はい、組み合わせです。桜の木の左半分を1枚の写真として撮っているわけなんです。それ反転して右側につなげてみたら、真ん中に何かが見えてきたんです。この木を守っている何か、のような感じで。
- 佐々木
そういうことが他にもあるんですか?
- 織作
あります。他の写真でも。
- 佐々木
それは、桜にしか出ないんですか?
- 織作
出ないですね。桜だけです。だから、本当に桜の中に何か、あると思います。
- 佐々木
ゾクゾクしてきた。
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