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藤巻健史さん
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なぜそういうことを日本人が分からないかっていうと
- 佐々木
なぜ日本は資本主義の考え方が浸透していかないんでしょう。格差ということに対してもすごく抵抗があるし。
- 藤巻
本当は僕は日本は格差がない国だと思っているわけ。定義にもよるけれど、日本みたいに格差がない国はないですよ。それなのになぜそういうことを日本人が分からないかっていうと、日本人は海外に出ていないからです。
僕みたいに英語は下手だけど、少なくとも肉体的にも精神的にも外から日本を見た経験があるとわかると思うけど、外から見れば見るほど日本ってきわめて平等な国だと思います。日本にはチベット問題のような民族間格差問題なんてないですよ。
日本にはもっと海外に行くべきだと言うんだけど、行ったとしてもみんな団体旅行じゃないですか。本当の外国を見てない。外国を見ればいかに日本が社会主義かっていうことと、いかに平等かっていうことがよくわかる。それを見ないから駄目なんですよ。
- 佐々木
そうすると、子どもを育てるとき、大学でも、大人になってからでも仕事をしてからでもいいから、海外にいろいろ行くようにさせる。
- 藤巻
1人で行く。団体旅行じゃなくて、1人で行く。
- 佐々木
1人で行く。ニューヨークやパリでショッピングして帰ってくるだけでなく、もっといろんな地域を。
- 藤巻
そういう観点でいったら海外に1年間ぐらい出した方がいいよね。
- 佐々木
戦略的にもっと出した方がいいですよね。
- 藤巻
そう。そうしないとね、日本の常識って本当に世界の常識じゃないんだよね。それが分かっていないというのが一番問題かもしれない。
14/21
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