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正岡 裕志さん
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まずはお客さまに満足してもらわないと
- 正岡
だからタオルを売って儲けようという気持ちが、あまりないって言ったらおかしいんですけど、それはもう後からついてくるもんだと思っていますので。
まずはお客さまに満足してもらわないと、お代を受け取れないっていうのがやっぱりありますね。これは本当に。
だから、気に入らないで「言ってるタオルと違うよ」って言われれば、「じゃあ、作り直します。お代はいりませんよ。ちゃんとしたものを作ってからお代をください」っていうのは基本的にあります。間違ったものを作って、「何とか、これで」っていうのはないですね。
- 佐々木
その仕事ぶりも、やっぱり信頼の柱になったんでしょうね。一流ホテルは、品質管理が厳しいでしょう?
- 正岡
そうなんですね。うちのホテルのお客さまも、いろいろ他社が参入してくるんですけど、「やっぱり最終的には正岡さんが信頼がおける。ちゃんと最終フォローまでしてくれる」と言っていただけるんです。
例えば、他社さんのなかには「納めるだけ納めて、後は知らない」っていうところも多いんですよ。ただ、やっぱり長く商売をするんだったら、そこまでの信頼関係っていうのは、やっぱりあっていいもんだと僕は思っていますから。
だから向こうのリネン屋さんの所長さんに、「正岡社長、あるところが、こういういいものを持ってきたよ」って言われても、なかなかやっぱり。私は私で、それが勉強になるんですけど、最終的には、やっぱりそのタオルは使わないで、うちのタオルを使ってくれているっていうのが……。
- 佐々木
それは人徳ですね。
- 正岡
ありがとうございます。
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