
子どもにとっては“一生の友”(Atlanta・神奈川・パートナー有・46歳)
子どもの頃、犬・ウサギ・金魚・ヒヨコ・蚕・アゲハの幼虫などを飼育した自身の経験からすると、伴侶動物は子どもの人格形成に大きく影響します。満足に自分の面倒もみることができない子どもがする世話には不十分な点が多くあり、母は随分余計な仕事をさせられて大変だったと思います。でも、感受性の豊かな子どもを育てようと思うなら、親は楽をしていてはいけないと思います。親子のコミュニケーションにも役立つし、何より命の大切さを実感させる伴侶動物は、子どもにとって一生の友であり、思い出です。
人間同士の接し方にも影響を(tamamaya・神奈川・パートナー有・36歳)
全身で自分に愛情表現している姿を見ていとおしく思ったり、時には変な格好で眠っていて笑いを誘われたり、どうしたら動物が遊びにのってくるかと思いながら接したりしていると、少なくとも動物を叩いたり殺したりすることはしなくなると思います。それに、このような感覚は人間同士の接し方にも影響を及ぼすのではないでしょうか? 我が家の犬の場合は、留守番をしている娘のそばに寄り添ってくれていたり、私が辛いときは思いっきり遊んでくれてストレスを発散させてくれます。なんとも頼もしく思っています。
制御できない動物を相手に(あるばーと・神奈川・パートナー無・38歳)
親(動物のオーナー)の接し方にもよりますが、自分の力では制御できない動物をみると子どもたちは必死になります。その努力は必ずいつか役立つと思います。
あの時の私を救ってくれた(marco302・神奈川・パートナー無・33歳)
私個人の経験からすると、このテーマに対する答えはYESです。物心ついた頃から家には何かしら動物がいました。犬に始まり、猫や小鳥、ハムスターにウサギ、そしてチャボ。小さな頃は帰って犬や猫と遊ぶのが日課でした。高校生になった頃に家庭不和になり、家には私だけが暮らしているというような状況に陥った時期がありました。その時私が曲がった道を選ばずにいれたのは、多分「私がこの動物たちを守らなきゃ」と思ったからだと思います。今、いとこの子どもを見ていると、マンション住まいで動物が飼えないこともあってか、ゲームをしたりやマンガを読んでばかりいるようです。映画を一緒に見に行った時、動物がでてきて感動するシーンがあったのですが、その子は感動も何もなく、映写機の方に興味をひかれていました。これが現代の子どもなのかと思いつつ、悲しい気持ちになりました。感情は育っても感受性豊かさが育たない……都会はそういう場所になってしまったのでしょうか。
子どもの表情が穏やかに(suhama・福岡・パートナー有)
転勤族なので動物を飼うことができません。せっかく飼えた金魚も転居先で適当な置き場がないために、子どもの通っていた小学校に寄付してきました。現在の家に来て、たまたま野良猫がテラスで子どもを産み、やむを得ず2ヶ月ほど育てたのですが、その時の子どもたちの様子といったら……本当に幸せそうでした。特にいつも何かカリカリしていた上の子(当時14歳)が穏やかな表情で子猫に接していたのが印象的で、仕方ないこととはいえ、今まで動物に接した環境においてやれなかったことが後悔されてなりませんでした。