
日本が安保理の常任理事国になることです(いまいくん・埼玉・パートナー有・41歳)
アメリカがおかしな方向に行かないように私たち(日本政府)ができること……との質問ですが、実現性はともかく一番有効なのは、日本が国連安保理の常任理事国になり、アメリカだけでなく、あらゆる軍事行動に対して拒否権を発動することではないでしょうか? それには、まず旧敵国条項の削除など課題は多いのですが、「平和国家として」ぜひ実現してほしいです。まぁ現実にはアメリカに「配慮」して決議に棄権するのが関の山でしょうけどね。
アメリカの地方の人に……(パディントン・イギリス・パートナー有・35歳)
アメリカでも、都市部はブッシュ氏に対してやや批判的でしたね。地方の人々は、中央のメディアに目を通したり、海外旅行や他州へ行くことすらない人も多いとききます。もっとアメリカの地方の人々が異文化に触れる機会を多くすることができれば、他国、他宗教の多様性も受け入れることができるようになるのでは。時間がかかりますけど……。こうしている間にも何人ものイラクの人々が亡くなっているんだと思うと、やりきれないですね。
日本の行方を議論するきっかけなのでは(misaco・三重・パートナー有・34歳)
ブッシュ大統領の米国単独主義には、本当に目に余るものがあります。しかし再選が決まってしまった以上、ただ嘆いていても仕方がない。米国大統領が誰であれ、日本が日本としてこれからどう進んでいくかが大事。その議論のいいきっかけをもらったんじゃないかと思います。
アメリカ国内から見えたもの(こぽち・アメリカ NH州・パートナー有・30歳)
現在米国NH州在住です。今回の選挙は、選挙権を持たない「外国人」という立場で見ていました。
外交問題がこれほどの注目を集めていたにも関わらず、国内での選挙では、外交よりも内政、更に言えば社会システム(社会保障等)よりも宗教的倫理観から派生する問題(ゲイマリッジ、中絶を認めるか否か)が、最終的に両候補の勝敗を分けたのではないか、という感想を持ちました。
付け加えれば、アメリカ(人)は、世界からアメリカという国がどう見られているか、ということには(日本とは対照的ですが)関心が薄いようです。
今後の4年間を見据えて気になる点は、ジグソーパズル的な構成員(移民)で構成されているアメリカにおいて、ある一つの問題に対して、両極端の意見に振り切れてしまうような不安定さが増していることです。中道派というスタンスが持つある種の寛容さが、この国から失われつつあるような気がしています。
祈るしかない(2044・埼玉・パートナー無・40歳)
戦いをやめて平和を選択してください、と祈るばかりです。
自分から目と耳を閉ざした人たち(自家製おおば・カナダ・パートナー有・33歳)
選挙中の共和党支持者へのインタビューで、ほとんどの人が『Fahrenheit9・11(華氏911)』を見ていないと発言。理由は、大統領への信頼が揺らぐと怖いから。あの映画を見た私としては、ブッシュ大統領の再選だけは見たくなかった。しかも、選挙直前に、あれだけイラク戦争の正義が厳しく問われていたのに。情報社会といっても、自分から目と耳を閉ざしてしまうと、必要な情報は伝わらない。選挙結果にがっかりです。
市民としてできることをしていくしかない(よのすけ・福岡・パートナー有・42歳)
とっても残念です。ケリー候補がいいわけじゃなかったですが、これまで4年間ブッシュ氏がやってきたこと、彼を取りまく人たちを考えると、今後4年間が、怖いです。
これ以上世界の状況が悪くならないことを祈り、一市民として、できることをしていくほかないですね。