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新潟県中越地震の状況については、テレビや新聞でいろいろご覧になっていることと思います。崩れた山に車ごと生き埋めになった親子3人の救出劇に、多くの方がテレビに釘づけになったことでしょう。涙を流した方もたくさんおられるでしょう。地震は他人ごとではありません。いつ自分が襲われるかわからないのです。それも突然……。神戸以来、自治体がいろいろ備蓄するようになっていますが、新潟で明らかになったのは、それも決して十分ではないということでした。
そうであるなら、自分の身は自分で守らなければいけない。皆さんはその備えをしておられますか? 水、食料、乾電池、ラジオ、毛布、ヘルメットなどなど、十分に準備するのは大変です。しかもそれを一カ所に置いていたのでは、いざというときに役に立たない恐れもあります。複数箇所に十分な備蓄をするとなったら、その維持(食料や水の入れ替え)もしなければいけません。それに物を用意するだけでなく、乳児やら年寄りやら自分が保護しなければいけない人たちが身の回りにいます。その人たちのことも考えたら、これは気が遠くなるような話です。
車に寝泊まりすればいいと軽く考えていた方はいませんか? 実は僕もその一人で、いざとなったら車があるさとタカをくくっていたところがあります。しかし、車で生活するのは冬場は無理だということがこの地震でよくわかりました。エンジンをかけるにもガソリンが不足します。狭いからエコノミー症候群にもなりやすいようです。さらに、大都会で地震が起きたら、神戸の例を思い起こすまでもなく、その悲惨さは容易に想像できます。
皆さんはどうしていらっしゃいますか? 自分には十分な備えがあると言い切れますか?準備をしておられる方は、どれぐらい耐えるつもりで用意をしておられますか。1日ですか? 2日ですか? それとも1週間? 考え出すといくらあっても足りないような気がします。皆さんの「備え」を聞かせてください。