

現在裁判に原告として臨んでいる
(ライラック)
現在原告となり裁判中。弁護士に依頼せず自ら裁判に臨んでいます。初体験のことで、不安と手探り状態で対処しています。この経験から一言。わたしのような本当の素人でも優しく、懇切丁寧に対応してくれた裁判所の人には感謝です。世間で言われているように、お金が掛からず、簡単になるような司法制度改革の片りんが伺われます。しかし、実際に裁判になると、世間で批判されていることが当たっています。裁判の開廷が一カ月間隔で、何時になったら終わるのか皆目検討がつかない。
また一カ月の間隔は素人が準備するためには意外と必要な期間だという気もします。しか、それなりに準備し、資料を作成するために相当な時間をかけて臨んだ裁判は5分で終了。これは一体何なんでしょうか? 書記官に言わせると裁判が目白押しで15分刻みに開廷が計画されているようです。裁判官の忙しいのもわかりますが、5分間の開廷はまったくばかにしている。被告は代理人として弁護士を立てていますので、心得ているようですが。
一般国民の声を十分に聞いて
(うめり・東京・パートナー有・33歳)
裁判員制度がスタートすることを考えると、基本的には裁判の迅速化は必要だと思います。何カ月も何年もかかる裁判に国民が参加するのは不可能だと思うからです。ただ、事件も被告人も一つとして同じものはないはずですから、裁判によっては時間をかけることで真実が見えてくるものもあるでしょう。
わたしは小さな事件の関係者として裁判傍聴をしたことがあります。その裁判は、5回目の公判で判決が出た、ごく短期間のものでしたが、その間、被告人は反省の様子を見せることもないままで、関係者としては「もう少し時間をかけて問い詰めてほしい」という思いを抱いた経験があります。やはり、「国民に開かれた司法」を目指すための迅速化であるならば、法曹以外の一般国民の声を十分に聞き、また国民がもっと裁判を身近に感じるような教育や環境を整えることが重要だと思います。
もっと簡単に裁判ができるような体制を
(み〜ひゃ♪・埼玉・パートナー無・30歳)
真実を明らかにするためには、深い洞察時間も必要だとは思いますが、その間に調査している深さを感じることが現在の裁判には見受けられないので、それならば長く時間をとって何度も裁判をするのはお金と時間の無駄だと感じます。日本はもっと簡単に裁判ができるような体制を早急につくるべきだと思います。
せめて保険証の使用権だけでも
(おっとっと・千葉・パートナー無・38歳)
離婚に際して家裁で2年、地裁で2年かかりました。地裁では和解の調印のその当日に相手方が和解条項を変更してきたので、さらに上級審での判断を仰ぐつもりでした。でも疲れました。経済的にも、精神的にも限界でした。婚姻費用の請求をしながら保険証すら使わせてもらえない状態で、足掛け4年もの裁判というのは誰のための裁判なのかとつくづく思いました。子どもが具合が悪くて病院に行くたびに保険証は?と聞かれ、せめて保険証の使用権だけでも裁判所が判断してくれれば、と思いながらの長い長い日々でした。
慎重に罪を裁くという良さもあるが(エイラ・パートナー有・31歳)
しっかりと審議が行われるのであれば、Yesです。今現在の裁判の流れや仕組みを知っているわけではないので、どうして何十年もかかるのか、結審されるまでの時間はいったい何が行われているのか、わからないので、意見が言える立場ではないのですが、あまりにも時間がかかりすぎているように思います。お金も時間もかかりすぎて、裁判を起こして結果がでるまで、人生がストップしてしまう気がします。裁判を起こすのに相当な決意が必要な今の状況は、おかしいと思っても訴えられない仕組みを作り出しているようにも思います。じっくりと腰を据えて審議し、慎重に罪を裁くという良さもあるとは思いますが、もう少し迅速であってもいいのではないかと思います。
社会的にインパクトのある時期に結論を(てっしー・福岡・パートナー無・26歳)
オウム裁判、神戸の小学生殺人など、風化しそうなほど長い年月をかけての裁判。事実を明らかにすることも大切ですが、家族の気持ちの考慮し、さらに社会的にインパクトのある時期での結論。この二つはかなり必要性を感じます。長引くほど家族の痛みは増し、社会では風化される。下手をすると犯罪者そのものの反省の念さえ自己暗示によって失われてしまうかもしれません。
「裁判は迅速化すべき」の裏には(aim↑・29歳)
最近は幾分わかりやすくなったものの、法曹界はまだまだ難しく、すべてを理解できる世界ではない気がします。書面と弁論を何度も行き来させて、少しずつ事件が明らかになり、忘れたころに判決。そう簡単に迅速になるものではないのでしょうが、ごく普通の人が話す「裁判は迅速化すべき」のうち「死罪を犯した者をそんなに長い間税金で養うのか」が根元にあるものが少なくないような気がします(大変きつい言い方ですが)。
一律に迅速化するということは問題(A6M2・愛知・パートナー有・47歳)
一般論として賛成です。しかし、現実の裁判は平均すれば2年程度で決着していることを認識すべきだと思います。そういう現実のもとで、迅速化が必要な分野は知的財産権や独禁法といった企業取引の分野ではないかと思います。また、裁判員制度の導入との絡みでも迅速化が必要だと思われますが、その場合は、法廷戦術として訴訟遅延が行われないようにするという視点も必要だと思います。例外的な事例を見て裁判の迅速化をいうのは、いかがなものかと思います。なお、証拠開示の問題ですが、米国ではディスカバリーで1〜2年はかかるという現実があります。日本でいう弁論は短期間でも、その前段階が長いのです。日本は決して長期裁判の国ではないと思います。訴訟の迅速化は賛成ですが、一律に迅速化するということは問題だと思います。
早いに越したことはないけれど(marc)
裁判のために一生を費やしている人たちをみると、たしかにもっと早くしてほしいと感じますが、それだけ調べなければならないことがあり、見極めなければならないことがあったのだとも推察できるので、難しいところですね。ただ、仕事をしていると、上司からはより一層の効率化を命じられています。自分では精一杯そぎ落として仕事をしているつもりでも、やはり他者の目から見ると無駄が多いとのこと、実は法曹界にもそういう部分はあるのかもしれません。裁判員制度にはとても期待しています。

裁判について、もう少し勉強したい
(しろりむ・三重・パートナー無・35歳)
あまりにも裁判が長すぎて、事件そのものが風化してしまうという声を聞きます。たしかにそういう面もあると思います。また被害者の立場に立てば、迅速な裁判を求める気持ちもよくわかります。ただ、すべてのケースで裁判の迅速化をすすめるのは勇み足のような気もします。とくに、今後、裁判員制度が導入されるとなると、マスコミの過熱報道がおさまった段階でゆっくり冷静に審理することも大切なのではと思います。裁判員は一般人から選ばれるのですから、どうしてもその判断が、日々見聞きするマスコミの報道に影響されてしまうのではないか、という危惧があるからです(杞憂でしょうか)。こういうテーマについて考えようとすると、自分がいかにものを知らないかを実感します。知らないので憶測でしか意見が言えません。裁判についても、もう少し勉強したいと思います。
裁判件数が増えるのではないか?(ROSAY・東京・パートナー有・27歳)
長い期間を費やす裁判は少しでも迅速化を望みはします。でも、時間だけの短縮に集中するだけでいいのでしょうか。もし、自分が裁判にかけられるとしたら、十分に審議するのであれば、時間がかかってもいいから、真実を明らかに、そして、正当な判決を望みます。経験がないので、何とも言えませんが、迅速化したら、どんなことでも裁判にかけれそうで、わがまま言いたい放題の社会になりそうにも思います。
世間一般の常識をわきまえた判決を出してほしい(お江戸で小猿、トム吉!・東京・パートナー有・47歳)
たしかに事件が風化してしまう点を考慮すると、迅速化は求められることかもしれません。しかし司法は世論ばかりを気にして、動いている訳では必ずしもないと思います。それよりも司法に求めることは、世間一般の常識をわきまえた判決を出してほしいということです。凶悪犯罪を重ねる犯人にピストルを抜いてケガさせたら警察が損害賠償金を払わされる、という判決を出すような判事は罷免にしてもらいたいと思うし、オウム真理教の松本被告に対する判決に対して、意味がないと言う弁護士には辞めてもらいたいと思います。

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