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2002/9/30(月) - 2002/10/4(金)
5日め

テーマ生活が不便になっても原発を削減したい

今日のポイント

現実として、参加しなければエネルギー問題はわからない

投票結果 現在の投票結果 y74 n26 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
水口義朗
水口義朗 コラムニスト

ダムを築いての火力発電は、先祖伝来の農地や村々を湖底に沈めました。57年前、戦争に敗れ、焼け跡から奇跡的な復興をとげるニッポン国を支えたのは、水力ダムと石炭で、石炭は黒いダイヤともてはやされました。石……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

電気料金が上がっても、原発はいらない(brandyh)

海外、とくに欧州に行くと、ネオンの少なさや、ホテルの部屋の照明が薄暗いのにびっくりします。日本はエネルギーや資源に乏しい国なのに、なんて無駄遣いをしているのか、とつくづく思いました。そして、欧州では電気料金が高い。日本も、ネオンの量を制限したり、料金を上げるなどすれば、もっと省エネを意識するようになるのではないだろうか。水にしたって同じ。ダムが干上がらなくては節水を意識しないのは言語道断。自らの生きる土地・地球を守るためにも、原発はいらない。その恐ろしさを知っている国民だからこそ、他の国より率先して減らし、さらにはなくすべきだと思います。

細胞を直接破壊する原子力の恐ろしさ(かある)

以前、東海村での事故で被曝した方を治療した医療機関の、その治療経過のドキュメンタリー番組を見ました。収容されてきた時には、「この人が本当に被爆者なのだろうか?」と思うほど、見た目には普通と変わらない感じだったそうです。ですが、細胞が破壊されてしまっているため、皮膚を再生できず、テーピングをしていたところをはがした後が痛々しくむき出しになっていったそうです。体の外側は無傷なように見えて、実は内側、それも細胞から破壊されては、どう考えてもその先にあるものは死しかないように思います。原発は、ひとつ間違えば大変な殺傷能力を持った施設になりえます。それも、その一瞬のみではなく世代を越えて影響を与えます。そのような施設は、これ以上増やすべきではなく、最終的にはなくしていくべきだと思っています。そのためには多少生活が不便になってもやむをえないと思います。今の状態はみなさんおっしゃるとおり無駄に使われている電気が非常に多いと思いますし、それをなくすだけでも効果はあると思います。代わりとなる安全で恒久的なエネルギーが開発されればいいのですが。

原子力しかないんでしょうか?(himetaro)

原発のある街に住んでいる方々は必ずしも同意しているようには思えないんです。最近のトラブル隠しは不安をかき立てるし、万一放射線漏れが起きたら、真っ先に被害に遭うのは地元の方。誰かの不利益、犠牲の上に電化生活があってはいけないんじゃないかって思います。風力や太陽光発電などではとてもとても電力をまかないきれないのでしょうか?今よりもっと効率よく電気を作り出せないものでしょうか?便利になりすぎた社会ですが、この辺で電気の使い方を見直してもいいのでは?と思います。

まだまだ電力は削減できる(miyaco)

夏場のノーネクタイを徹底、冬場はフリースなど「軽くて温かい」衣料を推奨。職場の服装を変えただけで、どれだけのエネルギーが削減できるでしょうか。また、建築時には太陽光発電装置の設置を義務付けるなど、原子力発電の依存をゼロにすることは難しいかもしれませんが、割合を下げることは充分可能だと思うのです。わたしは阪神大震災で被災しているので、「原子力発電所を大地震が襲ったら」ということをどうしても考えてしまいます。原子力依存度をゼロに近づける努力は惜しまないし、そのために不便をシェアすることも必要だと考えています。

扱う会社・人の姿勢(ぷくちゃん・京都・既婚・35歳)

「原子力」そのものが悪者なのではなく、それを扱う会社や人間の姿勢の問題だと思います。「安全だから大丈夫」や「必要だから」という思い込みを捨て、「危険なもの」という前提にたって謙虚に考えるべきだとわたしは思います。もちろん、電力を消費しているわたしたちも考えるべきことはたくさんあります。しかし、正しい情報が正しく伝えられない限り、信頼することはできません。原子力を扱う人間を信頼できない限り、「やめてしまえ」というのが正直な気持ちです。

まずは電気料金を増やさない努力から(ごまちゃん・神奈川・既婚)

夜、羽田に着陸する飛行機の窓から見える首都圏を見ると、本当に明るくて驚いてしまいます。電気の使用量については、今後見直しが必要だと思います。たとえば夏のオフィスの冷房は、背広を着た男性の適温になりがちなので、日本の夏シーズンは上着着用なしでOKにする、学校の校庭には芝を植えたり、町の緑化を強力に推し進めることでヒートアイランド現象を少しでも食い止める、電気消費量の少ない電化製品をもっと開発するなど。少なくとも現状より電気の使用量を増やさない努力をしないことには、原発はなくならないどころか増え続けるのではないかと思います。

NO

なぜ削減?(ふぉるく・東京・既婚・29歳)

正直、どうして原発削減が叫ばれているのかが勉強不足のため今ひとつわかりません。原子力発電の場合、CO2の環境への影響はほとんどないようだし、事実、日本はこれだけ資源が乏しいのに電力をどこの国よりも必要としている嫌いがあるのですから、原発はあって当然だと思うのです。問題なのは原発自体ではなく、事故を隠したり使用済みウランの処理をきちんと行わないことにあるのではないのでしょうか?チェルノブイリのような原発事故もいつ起こらないとも限りませんが、それだけのリスクを背負って(背負わないと)今日のような生活が送れないことを、日本人一人ひとりがもっと自覚すべきです。同時に原子力についての研究を更に進めて、電力会社はなによりも事故防止に努めてもらいたいと思っています。

もっと情報がほしい(mics)

日本は原子力に良いイメージをなかなか持てません。ただ、原子力発電をやめた場合の代替のエネルギーはどうするのでしょうか?「多少生活が不便になっても」と言うのは家庭だけでできることではありません。それよりも、もっと原発のことを隠すことなくマイナスとプラスをきちんと説明してほしいです。その上でさらに代替エネルギーのことも考えながらどういった方向に進むのがベターなのか国民として考えたいと思います。

不便になっても、という覚悟があるでしょうか(kaorii・大阪・未婚・31歳)

トラブルの隠ぺいなど、さまざまな問題が持ち上がっていますが、原子力を削減するというのは、とても難しい問題だとわたしは思います。しかも、日本はすでに電力に不自由のない暮らしに慣れきってしまっている。不便になっても……というほどの覚悟は誰も持てないのではないでしょうか。「原子力を減らしていく」という方向ではなく、「原子力を安全に使っていく」という方向に力を入れるべきではないかとわたしは考えます。

今さら戻れない(Maja)

わたしたちアトム世代は原子力に夢を重ねていました。原子力関係の分野を専攻した友人が肩身を狭くしたり、人生の方向転換をも強いられている姿を見ると複雑なものがあります。夢のエネルギー革命の恩恵にどっぷり使っているからこそ、現代の生活があるのであり、30年前に戻れと言われてもわたしは無理です。最近の電力会社の不祥事は、危険を隠していたというモラルの問題でアトム君のせいではないのです。情報公開と一層の安全対策の強化に期待するとしかいえません。

OTHERS

近所に原子力発電所ができたら(もなこ・大阪・既婚)

わたしは、普段は空気のような感覚、勝手に湧いてくるような意識で電気を使用している気がする。これが他の人の安全を脅かして手に入れている便利さならもう一度考え直す必要がある。実際に、自分の家の近くに原子力発電所が建設されると聞いたら、反対するし、引っ越してしまう気がする。とても便利だが、恐ろしいものでもあるので。

原子力が悪なのではなく使う人間のモラルの問題です(こひつじくみごん)

原子力発電所のニュースを聞くたびに思うことは、人間の利己主義による全体としての正義を見失った行動から、一般市民の不安を掻き立てていることです。また、ただ発電所を増やせばいいといった人間の愚かな感覚もそうです。地球資源の限りがあるように世界で何が一番重要で、その優先順位を時と対象と場に応じてみなで考えていく必要があります。にもかかわらず、国という縦社会と行政や企業という縦社会により有機的な関係が保てていないことが一番の問題ではないか思います。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

夢の新エネルギー

ダムを築いての火力発電は、先祖伝来の農地や村々を湖底に沈めました。57年前、戦争に敗れ、焼け跡から奇跡的な復興をとげるニッポン国を支えたのは、水力ダムと石炭で、石炭は黒いダイヤともてはやされました。石炭から石油にエネルギー政策が転換する時には、炭鉱夫の大量首切りで、三井三池炭鉱などで大争議が起こりました。石油で高度成長を遂げている最中にオイルショック。この時、石油依存率は78%でした。「石油の一滴は血の一滴」と言ったのは、第1次世界大戦末期のフランスの首相クレマンソーです。20世紀初頭のアメリカでは、「石油は黒い黄金」と呼ばれました。日本が真珠湾攻撃をしたのも、アメリカに石油を止められたことにも原因があります。その当時、日本は石油の85%をアメリカから輸入していたのです。

わたし自身は、学生時代から、ジャーナリストになってからも、約半世紀、エネルギーの現場で取材してきました。オイルショック「油断」の後、原子力が国の政策になってゆきます。未来のエネルギーは原子力だと国をあげての開発に取り組んだのです。原子力船むつは昭和44年6月、現皇后、当時の美智子妃によって支え綱がカットされ、「明日の日本をつくる希望の星」として船出したほどです。もっとも、この船は49年8月に出力上昇試験のために、いわば仮免許で出港し、放射線を漏れ事故を超こした後、ひどい結果になりました。

さて、原子力エネルギーは、安全性第一が必要命題であると同時に、一方では、環境問題で、CO2、温室効果ガスを排出しないということから、京都議定書の目標を達成するために、さらに10基程度の原子力発電のための新規立地が必要とされています。そう言いながら、政府は国策として、どういうエネルギー対策を今後考えるのか、誰もちゃんとした発言をしていません。「原子力は票にはならない」というのが国会の常識とさえ言われており、エネルギーをどうするかは、国のあり方の根本なのに、それこそおのれの政治生命をかけて取り組む政治派がいないこともたしかです。CO2の排出量を減らしていくという点で言えば、全国の原発がなければ、CO2は20%増えることになるのが現実です。

わたし自身は、子々孫々にまで何百年と、その管理がのこされていく「高レベル放射性廃棄物」の処理を考えると、原発をつくる莫大な予算をなるべく早くクリーンエネルギー開発に投資すべきだと提案しています。太陽光、風力などの自然エネルギーも、じつは日本がどの国よりもすでに導入していて、国際的にはトップクラスなのです。「グリーン電力基金」というのもすでにあります。

ただし、今のままだと太陽光発電、風力発電は、原子力発電に比べると気が遠くなりそうなくらい、はるかにお金がかかるのです。原子力発電所138万キロワット1基をつくるのに、ざっと3600億円かかります。これを住宅用3.5キロワットでつくると、愛知県の全世帯数と同程度の262万世帯分で約8兆円かかります。風力発電ですと1000キロワットのものが4429基で、約1.1兆円、琵琶湖の面積と同程度の広さ、約700キロ平方メートル必要と計算されています。ちょっとがっくりきますが、原子力だって人類が発明したのですから、脱石油、脱原子力のクリーンエネルギーを作り出せるはずです。

わたしたちの子どもや孫、されに人類が生き残れるとすれば、水素と酸素を化学反応させて、電気を取り出す仕組みがすでに研究されていて、それは太陽光エネルギーの変換技術に進み、これからは原子力にとって替わるもので、大きな希望です。夢の新エネルギーと言われていますが、国をあげて、時には国民が節約しても、開発に要する莫大な投資もしなければ、実現できないと考えます。

水口義朗

水口義朗

コラムニスト

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