
ワインが美味しくなるグラス(Mummy・オーストラリア・パートナー有・41歳)
夫がある日、知人からあるワイングラスをもらって帰ってきました。そのグラスは、ワインの味を最大限ひきだすようデザインされているということで、ワインの種類によって大きさ、形が違うのはもちろんですが、オーストリア製のクリスタルグラスを使い、又、口に傾けた時にワインが舌の一番おいしいと感じる部分にちゃんと流れ込むような形に作られていて、夫曰く「このグラスで飲むとワインの味が全然違う」との事で、早速私も試してみました。すると本当に夫の言う通り、 このグラスで飲むとワインがとても美味しいんです。そして同じワインをそれまで使っていた普通のグラスで飲んでみると、「これが同じワイン?」と信じられない程おいしくなくて、もうそれからは他のグラスではワインは飲みたくないと思うくらいです。その時より我が家では毎年クリスマスにそのグラスを一種類ずつ揃えていく事になり、また、大切な人へのプレゼントにもこのグラスを贈る事にしています。
陶芸をやっていた兄の手作り(ありる)
あります。兄が高校の授業で陶芸で作った器。最初は湯呑みとして父にプレゼントされたものですが、私が成人した時に兄と父に頼んで私専用のビールジョッキとしてもらいました。当時兄は陶芸にかなりのめりこみ、「将来窯で働きたい」とまでつぶやいていたほど。そんなつぶやきを当時中学生だった私も聞くともなく聞きながら自分の将来を考えていたことを、食器棚から取り出すたびにふと思い出すのです。お互い今では普通のサラリーマン兄妹。私がその器でビールを飲んでいることを兄も喜んでくれているようです。もし兄がまた陶芸をやりだした時には、夫のビールジョッキを頼みたいな……と思っています。
目でも味わう、ビールの泡(ノンちゃん・三重・パートナー有)
ビール党の私は、ビールの泡がきめ細かくなるという焼き物を愛用しています。泡もおいしくいただくのですが、外側からビールの微妙な色合いや泡が見えないというのは残念な限り。今年は飲み口が薄手のグラスを手に入れて目でもビールを味わいたいと考えています。
こっくりときめ細かい泡がたち……(NS・東京・パートナー有・34歳)
お酒用ということに限らず和食器好きなので、素敵なものに出会う度に増えていきます。特に今の季節ビールをいただくには、備前焼の大きめのお湯飲み(もしかしたら持っている食器の中でもっとも頑張って購入したものかもしれません!)を代用しているのですが、こっくりときめ細かい泡がたち、それはもう一際美味しく感じます。その日の気分、シチュエーション、お料理等々によって、器を使い分けられる、心にゆとりのある生活(忙しくしているとなかなか難しく、実用に走りがちですが……)を楽しみたいものですね。
いつかまた、「冷酒で一献」(suhama・パートナー有・45歳)
独身時代、インテリアショップで買ったという涼やかなガラス器を当時勤めていた会社の社長の御宅でうらやましく拝見し、思わず同じ店で同じ酒盃セットを買ってしまいました。主人と結婚する前に一度使ったきりなので、子ども達が独立したらまた出して「冷酒で一献」を楽しみたいと思い、幾度にもなる転勤にもめげず、ずっと大事に取っています。
備前焼のグラスで気持ちを切り替えて(monkeymama・大阪・39歳)
お気に入りのビールグラスならあります。グラスといっても陶器です。もう15年近く使い続けています。倉敷へ旅行にでかけた時お土産屋さんで見つけた備前焼のグラスです。備前焼は以前から好きな陶器の1つでしたが、使ってびっくりしたのは、泡がとても細かくなってビールの味にも丸みを感じたからです。それ以来、仕事から帰って、バタバタしてやっと落ち着いた時、必ずこの備前焼のビールグラスで一杯やるのが日課になっています。仕事で尖ってしまった自分を、この一口で丸くしてくれるような気がします。私の外と内を切り替えてくれるスイッチグラスですね、