
「冷え」が原因の体調不良に(アテュー・熊本・パートナー有・33歳)
今年の冬、朝起きてめまいと同時にふらふらして真っすぐ歩けず何か病気ではないかと思いました。こんなことは今までになかったので2、3日して実家の母に相談したところ「“冷え”が原因みたいよ、ショウガ紅茶を飲みなさい」という返事。たまたま、読んだ本に書いてあったそうで、症状は飲み始めて1週間くらいで改善されました。それから、義母が1冊の本を貸してくれました。それが「病は冷えから」という本で、まさにその時の私のことが書いてあり、納得の1冊でした。今でもショウガ紅茶orショウガ湯等は続けています。他にもそこで紹介されていた、さつまいものりんご煮、ゆでた小豆を作りおきして食べています。お陰で便秘気味だったのが嘘のように消え、胃の不快感も同じく、身体が元気になりました! 食べ物の大切さを実感した今年の冬でした。
栄養も大事だけど、それだけではない(BECK・東京・パートナー有・49歳)
昔付き合っていた人が癌を再発しました。彼は「食べ物で身体を改善する!」と決意。入院中も病院食は摂らず、自分で炊飯器を持ち込んで玄米を炊き、有機野菜を母親に料理してもらい、無事退院。既に10年以上が経ちますが、3度目の再発はありません。もちろん、食べ物がすべてとは思いませんが、その時食生活の大切さを感じました。ただ、食生活の大事さを人に伝えたいばかりに、他人の食生活に批判的になる人っていませんか。ある自然食品店のおばさんは「○○の物なんか食べたら死ぬよ」と言いますが、もう少し別の言い方があるのではないかなと思う時があります。食事は栄養も大事ですが、それだけではありませんよね。"Eat well"とはどういうことなのか、改めて考えたくなりました。
混濁した意識でも「ゴハン食べなきゃ」(もりぴぃ・埼玉・33歳)
口からものを食べるという行為そのものが、そのまま生きる力になる、ということをとても深く感じたことがあります。去年母が倒れて入院をしたとき、しばらくの間はずっと点滴だけで、意識がまだ現実と夢の境目がわからないような、もうろうとしていた状態だったのですが、いよいよい初めておかゆを口にした時は「おいしい〜」と言って、意識が日に日に現実に戻ってきているのを感じました。母は最初、自分の名前すら言えないほど混濁していましたが、そのような状態であっても「ゴハン食べなきゃね。力がつかないよね」と自分で自分に言い聞かせていました。実際、ご飯を口にしてからは、みるみる回復へ向かっていきました。このときほど、ご飯の持つ力を強く感じたことは今までないかもしれません。
豊かな学びの機会として(AK・東京・パートナー有・39歳)
仕事と子育てに追われてマクロビオティックにほんのちょっぴり興味はあってもまったく実践はできないので、前回の美上さんのサーベイのときも見て見ぬ振りだったのですが、医食同源というテーマではサーベイに投稿でき、とてもうれしいです。私にとって仕事とともに「食」は生活の大きなテーマです。日々忙しく過ごす中でも、家庭で子供たちと食べる食事の時間を大切に、またシッターさんなどに頼むときにもきちんと食事を用意して「ママのごはん」を食べてもらうようにしています。そのおかげと思いたいのですが、子供たちはこのところずっと小学校を皆勤で通せています。以前から料理は好きでしたが、前向きに人生の中のひとつのテーマとして考えようと思ったのは、3カ月のときから保育園にいっている娘たちが、保育園の食事のおかげできちんととっただしやスープの味の差がすごくよくわかっている、ということに気がついてからです。食事は味覚だけでなくにおいや歯触り、そして視覚などさまざまなことで楽しむことができ、さらに食材のバリエーションや産地のこと、世界の国々の料理のこと、地球のサスティナビリティのことなど、ひとつのお皿からさまざまなことを想起して話題とすることができます。おいしくさまざまな食材をきちんと食べることだけでなく、食事というシチュエーションからさまざまなことを正しく知る機会をもつ、ということも医食同源の一端を担っていると考えています。
できるだけ有機・減農薬の旬野菜を(airy・神奈川・パートナー有・40歳)
すべてオーガニックな食材で整えるのは難しいですが、できるだけ旬の野菜、できれば有機・減農薬のもの、調味料や加工品には化学物質の入っていないものを選んでいます。旬の野菜は手をかけなくても甘さがあって生でもおいしいし、味噌やしょう油の味はとても違いを感じます。アレルギー体質の家族ができるだけ薬に頼らないでいられるように、喉が痛むときにはねぎと生姜をたっぷり入れたおみそ汁をつくったり、咳がぬけないときにはハチミツにダイコンを漬けて「だいこんアメ」してお湯で薄めて飲んだり……。ほっとする味がいちばんだと思います。
特定のものばかり食べるのは良くない(SA-YA・群馬・パートナー有・32歳)
最初の子を妊娠したとき、貧血にならないようにとひじきをほとんど毎日食べていました。そしたら、1年後あたり、甲状腺に異常が……。幸い経過を診るだけでホルモン等の値は正常値内でしたが。後で思い返してみると、海藻類を口に入れると「うっ」となったときがあったのが……。何か特定のものばかり食べることはよくないことを身をもって経験しました。それに、健康なとき、必要のないものは口に入れた途端に体が教えてくれるものだと感じました。
日本人の体に合うのは日本のもの(ぴょこん・東京・パートナー有・33歳)
私と言うよりも、パートナーがより強く実感しています。というのも、好きな物を構わず食べていたのですが、肥満になり血圧が上昇。これはマズイと食生活を見直して、血圧が下がるという蕎麦をよく食べるようになりました。血圧は、160/80と上が高かったのが、120/70〜80と下がりました。特にファーストフードは、油脂と食塩過多が気になるので、外食を減らしたり、食べ物の種類と手作りの品をなるべく多くするようにしています。また、日本のもの(郷土料理や国産の食材)を取り入れています。日本人の体に合うのは、日本のものだと思うので。