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サーベイ

2005/3/7(月) - 2005/3/11(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
5日め

テーマ監視カメラの設置で犯罪は減ると思いますか?

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キャスター
西 樹
西 樹 『シブヤ経済新聞』編集長

いよいよ最終日、監視カメラの問題は結局「Yes」「No」が拮抗する形となりました。さて、今日は監視カメラとプライバシーの問題について考えてみましょう。 ぱーとなーさんは「プライバシーと引き換えになっ……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

小さな犯罪の防止(こばま・愛知・パートナー有・33歳)

「お金に困っている。財布に金が入っている。誰も見ていない。財布を盗んでしまう。もし財布がなかったら、それを盗まなかった。誰かが見ていても。それが防犯の基本」と誰かに聞いたことがあります。大きな犯罪は、なくならないかもしれません。しかし、小さな犯罪は防げるのではないかと思います。誰かが見ているからしないという程度でも、良いと思います。プライバシーといいますが、道路を歩く、公園にいるといった場合でも声高にいう必要があるのでしょうか。

プライバシーと引き替えても(ぱーとなー・東京・パートナー有・43歳)

日本の安全神話は、警察の犯罪検挙率の高さや、街の安全を見張る住人の眼が犯罪行為の大きな抑止力になって保たれて来たのだと思います。どちらも、その力が低下している現在、たとえプライバシーと引き替えとなっても、命や貴重な財産を失うよりはマシではないでしょうか。 監視カメラの設置でモラルが維持されるような社会は、確かにおかしいとは思いますが、きれい事だけでは、犯罪は減らないと思います。

NO

公共の場所では(柚花・東京・パートナー有・28歳)

監視カメラによって犯罪が減るとは思いませんが、出来心や軽犯罪は減るのではないかと思います。監視カメラによるプライバシーの侵害については、たとえばトイレの個室やお店の試着室など、一応人目を配慮している場所に対する設置は、プライバシーの侵害だと思いますし不快ですが、道や公共の場所での監視カメラの設置はもともと他人の目があり、誰が見ているかわからないですし、行動もそのように意識しているのでここに監視カメラがあったとしてもプライバシーの侵害に当たるという気がしません。それよりも、もしも何かあり、目撃者もいないときに頼りになる事を考えれば、設置は良いのではないかと思います。

人の目が監視役だった(もりぴぃ・埼玉・パートナー有・33歳)

カメラがある場所でもない場所でも、最終的には変わらないと思います。私の会社が運営する店舗には、お客様用の広い駐車場があります。数年前から周辺地域に車上荒しが流行り始めたため、まずは監視カメラを設置し、駐車場のあらゆるところに「24時間監視カメラ作動中」という看板を取り付けました。その後しばらくは何事も無かったと記憶してますが、ここ1〜2年ほど前に連続して被害が起こりました。そこで次の対策として警備員さんに常に巡回してもらう方法を取り、その後は1件も起こっていないと聞いています。私の会社にはセキュリティ専門の部署があり、そこの担当者曰く一番の抑止効果は人の目だと言っていました。西さんのおっしゃる通り、昔は人の目があらゆる所にあって監視役にもなっていたのかもしれません。しかし今は、同じように人の目があったとしても無関心であることが問題なのだろうと思います。

人とのつながり(カヅキ・千葉・パートナー有・34歳)

いまやどこにでも監視カメラが設置されており、犯罪者もそれを承知の上です。実際、まずカメラを壊したり、カメラに映っても身元が簡単に割れない格好で犯罪に及ぶケースも多々あります。犯罪を減らすにはもうカメラでは限界にきていると思います。以前、警察の人から聞いた話では自治会でパトロールを行ったり、近所の人がみんな顔見知りといった地域ではやはり犯罪が少ないのだそうです。人とのつながりの復活、当たり前だけどなかなか難しいテーマです。

ご近所付き合いにより(erierineko)

向こう三軒両隣という言葉が聞こえなくなって久しいですが、監視カメラよりも大切で私自身あってほしいのは、ご近所づきあいだとか、人とのつながりだと思います。私の住んでいるところは挨拶することが多いですし、犬を飼っている家庭が多いので顔見知りになっています。万が一のことを考えると、少し悲鳴を上げただけで近づいてくれるような人間のつながりによる環境づくりのほうが効果があると思います。そのため、監視カメラでは犯罪は減らないと思います。

人が直接監視しあえば(ウナギイヌ・北海道・パートナー有・31歳)

監視カメラとプライバシーの関係を考えた本を読みました。監視カメラによって目に見えるところでの犯罪は抑えられても、犯罪を抑制することにはならないと思います。自分の立場でしかものを見ることができない人を増やす原因の一つになりえるとも思います。身近には、監視カメラの存在はまだ感じられません。私の住むアパートは人通りの少ない道の行き止まりにありますが、近所のおじいさんがいつも家の周りの手入れや掃除をしてくれているお陰で、安心感があります。おかげでゴミ出しもきちっとしないと、という意識も働きます。理想かもしれませんが人が直接監視しあうことは、プライバシーの侵害と犯罪の両方を抑えることが出来ると思います。

解決のツール(TAMAKI・岡山・パートナー無・27歳)

正直犯罪は減らないでしょう。でも、起こってしまった犯罪の解決ツールにはなると思います。プライバシーの問題があるとはいっても、「街を歩いたり、会話をしたり、ショッピングをしていたりする」姿なんて、今でも誰かに見られているものではないでしょうか。設置自体には賛成です。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

人の目の効果を再度見直していく

いよいよ最終日、監視カメラの問題は結局「Yes」「No」が拮抗する形となりました。さて、今日は監視カメラとプライバシーの問題について考えてみましょう。

ぱーとなーさんは「プライバシーと引き換えになっても、命や財産と引き換えるよりマシ」とのご意見、もっともですね。最近は犯罪も凶悪化していますから、無策ほど怖いことはないですね。TAKAMIさんも、柚花さんも「公共の場所でのカメラの設置はプライバシーの侵害に当たらない」とおっしゃっています。もともと衆人の目にさらされている公共の場所では、その目の役割がカメラに置き換わってもやむなしというところでしょうか。

ネット上で流す個人情報は、ユーザー側のリテラシーによって、ある程度自己判断できる部分が残されていますが、監視カメラの場合はそうはいきません。カメラの前を通りかかる人はすべて平等に扱われます。となると、モニターを使った監視体制や録画された画像の取り扱いが気になるところです。公共の場所で監視カメラに撮られることは犯罪抑止上仕方ないと思いますが、プライバシーの問題は、まさにその後の運用方法と密接にリンクしているようです。「昨夜映った私の顔はどーなるの?」。こんな素朴な疑問がある程度クリアになれば、もう少しプライバシー問題は整理されるような気もします。現段階では、運用者側のモラルを信じるしかないですね。

また、今回は人とのつながりに関するコメントも多くいただきました。「人が直接監視することはプライバシーの侵害と犯罪の両方を抑える」(ウナギイヌさん)、「人間のつながりによる環境づくりが効果的」(erierinekoさん)、「犯罪を減らすにはカメラは限界。人とのつながりの復活を」(カヅキさん)。こうしたことは核家族化・都市化する社会では半ば諦めモードになっていますが、本当は犯罪抑止の基本ですね。防犯の観点から、最近、マンションの同じ階の住人とコミュニケーションづくりを始めた知人もいます。町内は無理だとしても、せめて両隣とお向かい位とのコミュニケーションは大事にしたいものですね。

皆さんと論じてきた監視カメラの問題、キーワードは「目」だったように思います。カメラに目の代役をさせることで犯罪を抑止することも大事。だとしても、連携した地域住民の人の目こそ強力な抑止力になる。監視カメラの設置で、人の目がおろそかになっては困ります。監視カメラを効果的に導入しながらも、「人の目」の効果を再度見直し、ご近所コミュニケーションを活性化させながら、地域における防犯力を高めていく必要がありそうです。

知人の中でも、いろいろと防犯への関心が高まっている折りの今回のサーベイ、私自身も非常に勉強になりました。ただ、私自身が防犯の専門家ではないため、お役に立てる情報提供ができなかったのが残念です。皆さん、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

西 樹

西 樹

『シブヤ経済新聞』編集長

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