

他の人には味わってほしくない(まるやままゆみ)
生活のあらゆる場面で、差別は存在しますよね。会社社会の中で感じたのは、女性であること、結婚していること、学歴などなど。一般社会では、子どもの障害。これが今一番の問題であり、悩みであり、課題です。差別と優遇って、表裏一体の面もあります。特別扱いについても、差別を感じる人もいることでしょう。とにかく、わたしが思ったのは、もっと人に優しくしよう、ということ。自分が負った心の傷を、他の人には味わってほしくないです。
「区別」という言い方に置き換えて差別(みよこ)
子どもの頃は髪が茶色いということで。社会に出てからは女性だということで、あるいは短大卒だということで。欧米に行けばアジア人だということで……。差別はどこにでもあります。人間はジャンル分けするのが好きだから、「区別」という言い方に置き換えて差別をするんだろうな。多様性の認められる社会になれば、区別も差別も減るのだと思います。
大人からの扱い(ちはる)
母は未婚でわたしを生んだのですが、子どもの頃はそういうこと(母子家庭)で友だちから差別を受けた記憶はありません。しかし大人からの差別は酷かった。子どもの頃、そのことでわたしを一番差別したのは大人である教師でした。何もしてないのに「嘘つき」呼ばわりされクラス全員の前でビンタされたり、「わたしはあんた好きじゃない」と面と向かって言われたり。よく「未婚だと子どもがいじめの対象になるのでは?」と聞きますが、わたしをいじめた人間は子どもではなく、心配している「大人たち」でした。
他人を自分より下に見る構造(mopet)
差別というとすぐ人種差別を思い浮かべるのですが、わたしはもう何年も海外に出たことがないので、海外でのあからさまな人種差別は知りません。でも日本人ってどこか欧米にあこがれてるお調子者的な民族だと思うんです。だから世界で経済大国だともてはやされて、ちやほやされて踊らされてるだけなのに真に受けてる。欧米人にすればいくらがんばっても有色人種には違いないんですよね? まあそのことよりもわたしは身近なご近所づきあいに差別は存在すると思っています。たとえば、根も葉もない噂をたてられたり、どうしても他人を自分より下に見ようとする構造があると思います。財産の有無や服装、身のこなし、話術、趣味、住んでいる地域で知らず知らずのうちに人を振り分けているなど、これこそ無言の差別だと思います。人は見かけによらない、能ある鷹は爪を隠す風な日本人気質は今は通用しないのでしょうか? その人の本質を見ないで物質面にだけ評価を与えている世の中の構造に異議ありです。
先生が差別するなんて(どる)
小学校二年生の夏、転校先の学校で読書の朗読コンクールがあった。クラスで代表を決めるので、参加希望の人は放課後残ってねといわれたので、国語が好きだったわたしは、張りきって残っていたが、担任の先生から「あなたは方言があるからダメ」と言われて、泣きながら家に帰った。生まれて初めて方言に気がついた出来事。たしかに「朗読」には「方言」は不向きと今は思う。だけど、努力をする前から、練習をする前から、本を読んでみる前から、切り捨てられたことは、忘れられない強烈な嫌な思い出です。先生は自分が差別したなんてまったく気づいていなかっただろうな。
日本の中に根付く差別(aikoda)
生まれも育ちも東海のわたしにとって、差別とは、海外の人種差別と仕事の場での男女差別だけだと思っていました。でも違うんですね。日本にもしっかり人種差別ってあるんですね。結婚して関西のあるエリアに住むことになったのですが「そこって、やばい人たちのとこなんじゃないの?」「身の安全を考るなら、やめたほうがいいよ」と、何人もの関西の友だちに言われました。海外の人種差別や、動物愛護のことを熱く語る人たちの発言だけにとてもショックでした。国内に人種差別があることを、ほんとに知ってる日本人ってとても少ないじゃないですか。でも実はひそかに、しっかりと根付いているのです。海外のように、社会的にも問題にならずひっそりと差別されていて、とても陰険で嫌なものを感じます。実際、そのエリアに住み始めましたが、大家さんや管理人さんもとても良い方たちで、危険な感じもしません。わたしは海外の人種差別を日本で語る前にまず、日本国内の人種差別をもっと問題にするべきだと思います。

日本の余裕のなさ(ドラゴン)
実際自分が受けたわけではないのだけれど、「左利き」の子どもがきつい言い方で注意されていたのを目撃したことがあります。左利きじゃだめなの? とすごく思いました。左利きを子どもの頃に直された友人がいますが、彼いわく「両手利きだよ」なんて笑ってはいますが、子どもの頃のいい思い出ではないようです。外国にはたくさん左利きの人がいるそうです。日本ってなんか余裕のない感じがしませんか?

企業・官公庁がewomanリーダーズの声を求めています。一人ひとりの声をカタチにして、企業・官公庁に伝える。それがイー・ウーマンとewomanリーダーズの活動です。ぜひ登録を!
詳細と登録

現在進行中のテーマはこれ! 今すぐご参加を!