
素朴な言葉を使うことを心掛け(のほっち・山口・パートナー有・33歳)
友人の結婚式などでは、ほとんどの場合スピーチを依頼されます。自分では大した話はできないと思っているのですが、友人からは「堂々としていて安心して聞ける」とお言葉をいただきました。
以前、披露宴のスピーチの際にメモを忘れてしまった経験がありました。新婦が学生時代からの親友だったので、その頃の思い出を話したところ、ご両親も知らなかった娘の学生時代の話が聞けたと喜ばれました。わたしが心掛けているのは、スピーチ本の見本にはないような素朴な言葉を使うことです。型にはまったような言葉は聞き手にも伝わりにくい気もします。失礼のないようにするのは当然のことですが……。
自己の信念、主張を持っていると自然と話せる(おっとっと・千葉・パートナー無・38歳)
子どもの頃は、国語の音読でも指されると口から心臓が飛び出るくらいの緊張でした。でも最近では、なぜか突然指名されてもそんなにドキドキしなくなったのです。今では所属しているNPOのシンポジウムで司会をしている自分に「?」と思うほどです。自分なりにこの変貌ぶりを考えてみると、自分というか自己の信念、主張を持っていると自然と話せるものかもと思うようになりました。もちろん慣れも大事ですよね。
「短く」、「はっきり」話す(Ten・京都・パートナー有・36歳)
人前で話すのは平気なので、その場で指名されても話すこと自体は平気です。女性の少ない場では、内容はともかく堂々と話ができればいい意味で目立つことができるので、指名されたらチャンスだと思うようにしています。でもやはり自分の中の引き出しが少ないせいか、気のきいたことは言えず無難なことをしゃべって終わってしまいます。心掛けているのは「短く」、「はっきり」です。
自分の興味がある話題を常にチェック(mcqueen・東京・パートナー有・31歳)
実は、学生時代に半年ほどアナウンサー学校に通っていました。今ではまったく違う仕事をしていますが、そこで学んだことは今でも仕事に役立つことが多いですね。1分で自己紹介をしなさい、とか目の前にあるラーメンをおいしそうに表現しなさい、とか……。
最初の会社に入ってすぐに、まったく知らない土地で一人暮らしをすることになりましたが、そのおかげで自己紹介のオンパレードもまったく苦痛にならなくなりました。あとは、ネットでもテレビでもいいので、自分の興味がある話題はいつも追いかけること。これだけでかなり変わってきますよ。

場数を踏むことが上達の手段(DEYOKO・海外・パートナー無・28歳)
人の心に残るスピーチにはほど遠く、自分の番が過ぎるとホッとするという状態です。昨年の夏から異業種交流会に参加しているのですが、時にはジョークを交えて場をなごやかに、また時には心温まる言葉を添えてと、うまくTPOに応じて言葉を操られる企業のトップの方々の話術を少しでも学べたらと思い、参加しています。とにかく場数を踏むことが上達の手段だと思います。
事前にわかっていると緊張してしまって(月の猫・神奈川・37歳)
わたしは事前にわかってるほうが緊張してしまって嫌ですね。どうせ話せる内容など、大して変わらないのですから(笑)。大学時代や就職してから、突然のスピーチにはしょっちゅう遭遇しました。
その時に思ったのは、あらかじめ言われるとそればかりが気になって、その場の状況を読んで話すということができないけど、突然なら、その直前までその場と一体になっているわけだから、よりその場にあったスピーチができるな、ということです。なので、わたしは突然のスピーチの指名のほうが好きです。あ、でも「日本語オンリー」ですけどね。
メモは絶対手に持ちながら(でばこ・青森・パートナー有・21歳)
シャイなので人前に出るのは緊張してしまいます。ゼミでも、バイト先で多くの人の前で話す時も、メモは絶対手に持ちながら話しています。